皆さん、こんにちは!
今回は、レントゲンやMRI画像に写った骨腫瘍が、本当に悪性なのかどうか最終的に判断するために行う「生検(生体検査手術)」について書きたいと思います。
生検とは、細胞の一部を切り取り、腫瘍の正体を病理の先生が詳しく調べることで明らかにする検査です。
これにより正確な診断結果を出すことができ、骨肉腫の場合は、その腫瘍がどこから発生したのか原発元まで分かります。
細胞の一部を取ると言っても、骨の一部を切り取るため、2時間弱の手術は必要になります。
「ちょっと切るだけだから安心してねー」と先生に何度も言われましたが、入院すらしたことがなかった僕にとって、全身麻酔での手術はかなり緊張しました...
手術前日の朝から入院。
今までの検査はすべて外来で行っていたため、お世話になる大学病院への入院は今回が初めて。
書類の記入等何かとばたばたした覚えがあります。
そのあとは、主治医の先生から手術の説明や麻酔科の先生、オペ看護師さん、薬剤師など、手術に関わる方が代わる代わる病室に挨拶に来てくれました。
病院での初めての夜は、意外とすんなり寝れました、ベットは堅かったですが...
手術は、午前11時の予定でした。
食べ物は午前4時まで、飲み物は午前7時まで大丈夫だったと思います。
手術室から呼び出しがあり、いよいよ入室。
入室してから10分ほど時間があり、徹底的な本人確認後は、看護師さんや麻酔科の先生がいろんな話をしてくれて緊張をほぐしてくれたのが嬉しかった覚えがあります。
そして、手術台へ。
腕への点滴や心電図などをつけていきます。
最後にマスクをつけました、これが息苦しかった...
「じゃ、麻酔入れていきますね、まずゆっくり深呼吸3回してください。はい、ではだんだん眠くなっていきますよー」
言われた瞬間もやもや~とした感覚が走ったと思ったら、次の瞬間
「起きてください!大丈夫ですか?無事終わりましたからねー」
タイムスリップした感覚で、全身麻酔のすごさを体感。
リカバリールームで意識がはっきりしてくると、足の痛みと吐き気が。
吐きそうだったのですぐに横にしてもらいました。
全身麻酔が解け、臓器が動き出すと、その反動でほとんどの方が吐き気を催すみたいです。
その後病室に戻り夜まで寝ました。
足には血栓防止のマッサージ機がつけられ、一定間隔で「シュパー、プシュー」を繰り返していました。
熱も39度まで上げりましたが、点滴を入れればすぐ微熱に落ち着きました。
20時頃には、おにぎりとミカンを食べることができました。
包帯でぐるぐる巻きにされた左足からは、血を抜くための管が。
これ大丈夫なのかと思いましたが、「ドレーン」といって、傷口周辺に溜まった血液など良くないものを対外に放出して、治癒を早める目的があるみたいです。
分かっていても小さいタンクに血がたまっていくのを見るのにいい気はしませんが(笑)
手術翌日にはドレーン、マッサージ器具が外れ、トイレにも松葉杖でいけるようになりました。
その翌日には点滴も外れて、足の痛みも落ちついてきました。
傷口も4センチほどで、ほとんど塞がっていました。
病理検査の結果が返ってくるまで、1週間ほどかかるらしいので、その間は退院することにしました。
結局手術から5日間ほどで退院でした。
骨肉腫という確定診断を出すだけでも大掛かりです。
幸運で実は良性だったていう可能性も0な訳ではないですからね!
でも「ゲフリール」といって、手術中に取った細胞をすぐに顕微鏡で見て、ひとまず悪性か良性かの判断をするんですね。
手術の夜には、主治医の先生から「残念だけど、ゲフリールでは悪性だったよ」とはっきり言われたので期待は全くしなかったですけど(笑)
以上が僕の人生最初の入院、手術でした。
少しでも参考になるところがあれば嬉しいです。
次回は、骨肉腫の抗がん剤治療する上では避けられない「不妊」について書いてみようと思います。
この歳で将来の子供のことを考えることになるとは夢にも思わなかったですが、抗がん剤には将来に大きく影響する辛い副作用もあるのです。
ただ今日からメソトレキサートの投与が始まるので次回の更新は少し遅れるかもしれません。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!