今回は前回のブログで紹介した
Martin Kemberが在籍していたグループ『Az-1』のアルバムを紹介したいと思います。
黒人3人の中で白人のMartin Kemberがリードボーカルというのはなかなか珍しいR&Bグループですね。
当然ボーカル力が凄いんですが、それに加えて聴きやすい声質というのもあるのかなと思います。
1992年リリースという事で、アップ系の曲はNew Jack Swingですが、今回はスロー2曲を紹介したいと思います。
まずはこちら。
Let My Love Inside
フェードインでイントロが始まり、静かにしっとりと歌い始めます。
そしてサビで一気に広がる感じ、良いですね。
Martin Kemberの声が細めなのもあって、サビのコーラスが余計に太く感じます。
分厚いコーラスが華のあるリードボーカルを支えるという印象。
Saxの音というのはムードを出しますね。
お気に入りの一曲です。
そしてもう一曲。
With You
本当は『Let My Love Inside』だけを取り上げようかと思っていたんですが、『With You』も結構良かった印象があって、聴き直してみたらやっぱり良かったのでこちらも取り上げる事にしました。
スムースなスローでなかなか良いです。
やっぱりMartin Kemberの歌声は耳に心地良いです。
ファルセットの使い方が気持ちいいですね。
90年代前半のスローは特別な魅力があるように感じます。
リアルタイムで聴いてた訳ではないんですが、懐かしい感じもします。
今回はスローを2曲紹介しましたが、New Jack Swing好きの人にも聴いて欲しいアルバムです。
ちょっと残念なのはCDにはDeBargeの曲『I Like It』のカバーが収録されているんですが、配信には入ってないんですよね。
カバーなので著作権の問題などもあるのかと思いますが。
代わりに『Let My Love Inside』や『With You』のリミックスが入ってるんですけどね。
『I Like It』をカバーするあたり、やっぱりMartin Kemberのファルセットを全面に出してる感じですね。