今回はお気に入りのアルバムを一枚紹介したいと思います。




こちら。



Brian Harvey

『Solo』





Brian HarveyはEast 17というグループのメンバーとしてイギリスで活動していました。



East 17はラップもこなすボーカルグループで、90年代にたくさんのヒット曲を出しています。


R&Bアーティストというよりはボーイズグループというか、きっとアイドル的要素も強かったのかなと思います。


楽曲的にはポップな感じが多い印象ですね。


一時期E-17とグループ名を変更した時期もあります。




正直、このグループの事は全然知らなかったので今回ちょっと調べてみたら、メンバーが脱退したり復帰したり、解散したり再結成したり、いろいろあったグループみたいですね。




グループが解散した後、Brian Harveyがリリースしたソロアルバムが今回紹介する『Solo』


当時読んでた雑誌、ブラックミュージックリビュー(bmr)に小さめではありましたが取り上げられているのを見て僕はこのアルバムを知り、購入しました。




そして聴いてみると、、、


めちゃくちゃ良いのです!


そこにはガチでR&Bに挑むBrian Harveyの姿がありました。




白人がガチで現行R&Bに挑む事って少ないと思います。


パッと浮かぶのはJon Bくらいですかね。


だいたいはR&Bの要素を取り入れたブルーアイドソウルのスタイルだと思います。




今は美メロ系だと白人に限らず、アジア人などもいて、世界的にもたくさんのアーティストがいますけどね。





とにかくこのBrian Harveyのアルバムを聴いたら、R&B愛というか、

もはやAaron Hall愛が伝わってきました。


熱唱型。


このタイプに挑む黒人以外のアーティストはほぼいないと思います。



しかも出来がめちゃくちゃ良いんですよね。


僕の好みにもピッタリ合いました。






長くなりましたが、収録曲をピックアップして紹介していきたいと思います。



まずは一曲目に収録された、

『Alone With You』




いきなりガチのR&Bです。


勢いのあるこの曲に最初から引き込まれました。




続いて2曲目、

『Loving You(Ole Ole Ole』





シングルリリースされ、UKシングルチャート20位を記録しています。



プロデュースはWyclef Jeanという事でHip Hop色が強いですが、サビのメロディーがサッカーの曲?なのもあり、キャッチーでインパクトのある一曲です。




そして5曲目に収録の

『Better Than That』




カッコいい!


この曲が一番のお気に入りです。


歌い回しは随所にAaron Hallが見え隠れします。





そしてもう一曲。

『Straight Up(No Bends)』




これもカッコいい!


スピード感がたまらない。


『Better Than That』と同じくらい好きです。



シングルリリースされていて、UKシングルチャート26位を記録しています。






ここでちょっとグループの方に戻りますが、E-17としてリリースしたアルバムが一枚あります。


『Resrrection』





こちらもかなりR&B色が強いです。


そしてなんと、Aaron Hall

『I Miss You』をカバーしてます!




これがなかなか良いんです!


確実にAaron Hall好きですね。




さらにStevie Wonder

『Lately』もカバーしてます。





これはもはやStevie Wonderというか、Jodeciの影響かと思います。



この辺りを聴くとやっぱりR&B愛を強く感じるんですよね。





ちょっと調べたら、East 17は再結成して昨年アルバムをリリースしたようです。





こちらは割とポップな感じです。


試聴してみるとBrian Harveyっぽい歌い方をする人がいそうなんですが、どうやらグループには戻っていないみたいです。


Brian HarveyがいたらもっとR&Bっぽくなってたのかもしれませんね。





今回はBrian Harveyのアルバム

『Solo』を紹介しました。


数曲スローも収録されていますが、全体的にはアップで攻めるアルバムですね。


単純にカッコ良くて好きというのもありますが、とにかくBrian HarveyのR&B愛が伝わってきます。



これだけのR&Bをぶつけられると、想像ですがグループではフラストレーションが溜まってたのかなぁなんて思ったりします。


自分がやりたい『R&B』というものを吐き出した印象を受けます。



僕にとってはテンションが上がる、最高のR&Bアルバムです。