今回はアルバムを一枚紹介したいと思います。
ここ最近、落ち着いた大人なR&Bにハマってますが、今回もそんな雰囲気のこちらのアルバムを紹介。
Johnny Gill
『Let's Get The Mood Right』
全編スロー&ミッド。
Johnny Gillの歌声、めちゃくちゃ好きなんですよね。
力強くてセクシー、自由自在なアドリブ。
このアルバムはかなり豪華な制作陣で作られています。
Babyface, Jam&Lewis, Jermaine Dupri, Troy Taylor, R.Kelly, Al B.Sure, Tony Rich...。
凄い布陣です。
Stevie WonderやRoger Troutmanなど、フィーチャリングも豪華。
ただ、ヒットはしたんですが、大ヒットまではいかなかったようです。
良質なR&Bなんですけどね。
昔雑誌か何かに
「このアルバムはJohnny Gillの歌声を活かしきれていない」
みたいな言葉を見かけた事があります。
実は僕もこのアルバムを最初聴いた時、ちょっと物足りなさを感じました。
Johnny Gillの歌声は力強く暴れ回る印象も強かったので、全体的に落ち着いたテイストのアルバムにちょっとした肩透かし感もありました。
だけどJohnny Gillの歌声は好きなので、このアルバムも何度も聴いていました。
そしてある日、夜遅く帰る電車の中でこのアルバムを聴いていたら、とても癒された気持ちになったんですよね。
その日以来、疲れた体を癒す、そして気持ちを落ち着かせる、クールダウンさせる一番のアルバムとなりました。
今思えば落ち着いた作りのアルバムで良かったなと思ってます。
長く何度も聴けるアルバムだなと。
ちょっと長くなりましたが、曲を紹介しようと思います。
まずはアルバムタイトルでもあるこの曲。
『Let's Get The Mood Right』
Babyface制作。
US R&Bチャート17位を記録。
このイントロ、そして歌声が始まるとすごく癒されます。
僕にとっては「一日お疲れ様」っていう感じ。
その日一日のエンディングソングテーマのような感覚になってしまいました。
続いて、
『Love In An Elevator』
制作・プロデュースはTory Taylorなど、プロデューサーチームThe Characters。
とにかくセクシーでムーディーな一曲。
途中一瞬止まる所があります。
思い切ったカットアウトなのでいつもそこでハッとしてしまうのです。
もう一曲。
『It's Your Body
Feat. Roger Troutman』
US R&Bチャート19位を記録。
こちらは制作・プロデュース共にJohnny Gill。
自身で作る楽曲も他の楽曲に引けを取らず良いですね。
Roger TroutmanはファンクバンドZappのメンバーで、ソロでもたくさんアルバムを出してます。
シンセサイザーを使ったTalkbox(オートチューンのかかったような声)の使い手。
トークボックスの第一人者だと思ってましたが、どうやらStevie Wonderが最初にプレイしたようです。
心地良い楽曲に乗るロジャーのトークボックスがさらに心地良くさせてくれます。
Johnny Gillは若い頃から成熟した歌声。
16歳の時にレコーディングしたというファーストアルバムを聴いた時は度肝を抜かれました。
New Editionに加入し、ソロでも大ヒットを出し、LSGでも活躍。
かなり間が空いて、ここ数年また良質なソロアルバムをリリースしています。
好きな曲はたくさんあるので、また今度Johnny Gillを取り上げたいと思います。
今回は僕にとって一番の癒しのアルバム
『Let's Get The Mood Right』を紹介しました。