夫妻の国籍別にみた婚姻件数の年次推移
2010年の厚生労働省人口動態統計年報によれば、
結婚総数(婚姻件数)の約4.3%(=30,207/700,214)が国際結婚であり、
この数値は1980年の0.9%(=7,261/774,702)と比較すれば大幅に増加していることがわかる。
しかし、2000年代半ばまで急増した国際結婚数はその後、減少し始めている。
これは、ビザ取得目的のための偽装結婚・結婚詐欺などの摘発が多くなったことも影響している。
一般的にメディアなどでと取り沙汰される国際結婚の例は日本人女性と
外国人男性(特に欧米系白人男性)の例が多いが、
実際には日本人男性と外国人女性の婚姻件数が、3倍以上多い。
男性の場合は女性と比べて東南アジア出身者及び中国出身者と結婚するケースが多く、
フィリピン(約37倍)、タイ(約28倍)、中国(10倍)など大きな男女差がある。
一方、女性の場合は米国が全体の2位と男性と比べると約5倍と多くなっているのが特徴である。
国際結婚
