いよいよ稚内へ。

特急宗谷。

まずはノシャップ岬。

宗谷海峡に突き出す岬。錨が展示されている。

ロシアの方。

宗谷岬。

ノシャップ岬のトイレのレリーフ。

カラフルなマンホール蓋。絵柄は防波堤とタロとジロ。山は利尻富士かな。

稚内公園からの景色。稚内市街、フェリーターミナルを見下ろす展望。

氷雪の門。日本領だった南樺太には終戦当時42万人の日本人が生活していたが、人々は全てを捨てて祖国へ逃げ帰ることとなった。樺太への望郷の念と樺太で亡くなった人たちの慰霊のために建てられた。

高さ８ｍの門、黒大理石の台座、２４ｍの女性像からなる。

女性が手のひらを見せて天を仰ぐ姿は全てを失った悲しみを表し、人々の天への祈り、哀訴、たくましい再生への誓いを表現している。

門の向こうにぼんやりと樺太。

九人の乙女の碑。

終戦時、樺太の郵便局で通信業務を死守しようとした9人の女性の慰霊のために建てられた。

北緯５０度線でソ連と国境を接していた樺太では1945年８月、40年間に亘る国境の静寂が破られ、島民の緊急疎開が開始される中、戦火が広がり、砲弾がさく裂し、刻々と危険が迫りながらも郵便局の電話交換手は交換台に向かった。「みなさん、これが最後です。さようなら、さようなら・・・」の言葉を残し、青酸カリウムを飲んで自らの命を絶った。終戦5日後、8月20日のことだった。

南極観測樺太犬訓練記念碑。

稚内公園が犬ぞりの訓練地だったことを記念して樺太犬の功績を讃えて建てられた。

白い南極の大陸で命を落とした１５頭の犬ぞり隊の霊を慰めるための慰霊碑。

観測隊がケルンをつくり、それを道標として雪原を前進したことから、慰霊碑は三角の秩父硬石が張りめぐらされている。

北門神社の参道。

大鳥居から振り返ると防波堤ドームが見える。

北門神社境内。

狛犬、阿像。

狛犬、吽像。

神主さんがおいでになる最北の神社、北門神社の本殿。

夏越しの祓い。

稲荷神社のきつね像。口の中に球、足もとには子。

稲荷神社のきつね像。口の中に巻物。

稚内稲荷神社。

防波堤ドームの中にいるタロとジロの絵柄のマンホールの蓋。

ゴシック建築を模した稚内港北防波堤ドーム。

全長４２７ｍ、高さ１３．６ｍ、柱の総数７０本、半アーチ型のドーム。

美しい姿から北海道遺産に選定されている。

この車輪は昭和１２年3月、C５５型として製造され、わが国では４９番目にあたる機関車の主動輪。

昭和２２年までは稚内と大泊（現サハリン州コルサコフ）を結ぶ稚泊連絡船への接続列車を、戦後は急行「利尻」をけん引するなど大活躍した。

放射状スポークの美しいのが特徴。

稚泊航路記念碑。

もう一つの突端、宗谷岬へ向かう。

宗谷丘陵からの景色。

宗谷黒牛が草をはむなだらかな丘陵。

氷河期に繰り返された地表の凍結と融解がなだらかな丘の風景をつくりだし、牧草がおおう稜線に風力発電の風車が林立する。

宗谷岬、日本最北端の地の碑。間宮林蔵の像。

江戸幕府から命じられ樺太探検に出かけ、シベリアと樺太の間に海峡があることを発見した。このとき郷里から持って来た墓石を海岸に建て、樺太への覚悟のほどを示した。

台座は北緯45度31分22秒、宗谷岬の突端に立つ北海道本島の最北を示すNと平和と協調を表す円形を組み合わせたデザイン。

樺太へ渡る決意を秘め、海のかなたを見つめている。

やじるしの先の風景。

海と雲の間に見えるサハリン。

ノシャップ岬。

見えるのは礼文島かな。

宗谷岬の最北端の神社。

宗谷岬音楽碑。宗谷岬の春の光景を歌った「宗谷岬」の譜面と歌詞が刻まれている碑面。

宗谷丘陵にある、きらめく絶景の白い道。

ホタテの貝殻をつぶして敷き詰めた道。

終着駅、稚内駅、宗谷本線の終点。駅の外にある車止め。この先は海、宗谷海峡。

昔はここで降りて桟橋から樺太太泊まで鉄道連絡船で４３ｋを渡った。

稚内で夕食。

突き出し、フキ、筍、人参、蒟蒻などの煮物。

おでん：ふき、はんぺん、玉子、がんも。

薄口の味付けで昆布の風味がにじみ出ている。肌寒く感じる日にはうれしい。

名物のタコとホタテ貝の刺身。

甘エビのから揚げ。刺身とは違ったうまさで海老のコクが増す。

ざんぎ（鳥のからあげ）。にんにくがかおって食欲がわく。

オムライス。

しめに食べられてほんわか。

居酒屋の店名のラベルが貼られた焼酎のボトルが目に入った。

ご主人がこだわって酒元にオーダーしたもののようだ。

夜景。左端は防波堤ドーム、右端はフェリーターミナル。

ライトアップされた防波堤ドーム。

稚内のホテルの朝食ブッフェ。

フェリーの乗車時間に間に合うように5時半から朝食が食べられる。

稚内のホテルは朝食に力を入れている。どこも2000円近辺の金額。

イクラが取り放題で朝から海鮮丼。ほかにマグロ、ホタテ。

でも残念ながら、早朝だし、そんなにたくさんは食べられない。

北海道旅 稚内

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