すごいものを見たのに自分の中でとどめておくことができずブログを書きます。
セトリや演出を含むネタバレを含みます。
全て大バレした内容ですので、見たくない人は閉じてください。
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会場に入った瞬間舞台に現れたのはハリーポッターの4つの寮を彷彿させるセットとハリーポッターに使われているあの有名なBGM。
あれ?わたし、ユニバーサルスタジオジャパンに来たかな?と錯覚しましたが、その瞬間から王国の世界に入り込みました。
ももクロちゃんに会える!!!というワクワクはもちろん、テーマパークやサーカスに来たような「今から何が始まるんだろう」というワクワクも大きかった。
照明が落ちて、ああああああ無理だ夏菜子ちゃんがもうそこまでいるよ…となっていると、モニターに映し出されたのは、クイーンの肖像画のような映像と時計。
そして時計の針が刻むような音、そしてその針の音がだんだん早くなって、扉の映像が映し出されたモニターがサイドに二手に分かれて、その奥から4人のクイーンが登場。
4つの台に乗って黒い重めのドレスを身にまとって立つ姿はステージという王国の主でした。
一曲目は、4人のアカペラ4重奏から始まり、いつの間にか美しいアカペラが走れ!に変化し、魔法界の世界から一瞬にして、ももいろクローバーZのライブ会場になった。
台に乗った4人がステージ奥から笑顔で前方へ移動してくる。
いつもと違う雰囲気の衣装なのにいつもの笑顔と、帰ってきたコールですでに視界がゆがむ。
きっとももクロちゃんを知っている人ならだれもが知っている走れ!それを最初に聞かせてくれて「今日来てくれた人誰一人置いていかないからね!」とそんな風に言ってくれてるみたいだった。
走れ!が終わって暗転したと思ったら黒い重めのドレスから少し軽装の黒いドレスに変身してた。
感動の余韻に浸る間もなくDNAが始まる。
「深呼吸でキミが育つ~」で詩織ちゃんがモニターに抜かれた瞬間、会場がざわめいた。
重めショートボブでかわいいかわいい詩織ちゃんになってた。(どんなヘアスタイルでもかわいいよ)
夏菜子ちゃん推しだけど私もざわめいた。
DNAのあとはPUSHちゃん。
もう2012年くらいでももクロちゃんに出会ったオタクたちは呼吸困難だったのでは?と思いながら、4人そろって暗めの髪色なことに気付き「漆黒のこの黒髪にかけて」の歌詞が大人になって返ってきたのを目の当たりにして、これがこれがエモいというやつなのか?となりました。
いつもこんなにもたくさんの人の笑顔を届けてくれるのに「もっともっともっと」と高みを目指すももクロちゃんの言葉や態度は、今も昔も変わらず漆黒の黒髪にかけて、改めて誓ってくれたような気がした。
踊り狂ってすでに汗だくの中、4人になってからのはじめてのシングル世界平和ソング笑一笑。
改めてこの会場、そして出会ってきた人、いや、世界中の生きとし生けるものすべてを「笑顔にするんだ」という想いがバシバシ伝わってきた。
笑一笑で笑顔にならん人おる?
すでにこの4曲で会場にいた、古参も新規も、老いも若きも、女も男も全員が一旦満足したのではなかろうか?
いつもなら給水タイムから次のブロックに移るのだけど、笑一笑のインストに合わせてウェルカム自己紹介が始まった。
一人一人一言メッセージと軽く名前言ってってテンポ感よく進んでいく。
先日大好きな大好きな百田夏菜子ちゃんのお誕生日だったのですが、ウェルカム自己紹介に合わせて「ハッピーバースデー」をみんなで歌わせてくれた。ありがとねありがと夏菜子ちゃん。
いつものももクロちゃんなんだけど、はじめて見るスーパースターみたいだあと思いながらウェルカム自己紹介を楽しんでると、いつの間にか詩織ちゃんソロ曲に。
ショートボブに黒衣装の詩織ちゃんはサラバの時みたいで、でもお顔立ちはすっかり大人の女性で、推しでも知り合いでもないのに感極まった。
詩織ちゃんのソロ曲の名前がわからないので教えてください。
つづいてれにちゃんの「じゃないほう」
ねえほんとご結婚されてからいろんな言葉を見聞きしたでしょうに、それでも笑顔でそこにいてくれてありがとう。
じゃないほうでもどんなあなたでも認めて愛してくれる人はたっくさんいるからね。
おばさんひそかに応援しているわよ。
そのままでいてね。
元気でいてくれたらなんだっていいんだからね。
余韻に浸る間もなく、色とりどりの世界から魔界に移り変わる。
ステージに設置されたお立ち台兼ボックス兼階段がありまして、そのボックスのなかに4人の魔女が現れ「バイバイでさようなら」がスタート。
黒い衣装に魔女の帽子をかぶっておられて曲も相まって魔界だった。
「死」を意識させる曲なのだけど、ももクロさんは15年も活動されてるので、活動するなかで「死」に関連する別れもたくさんあったよね。
そしてオタクもオタクで死に関わる別れを経験した人、実際に亡くなってしまった人もいると思う。
でもなんだろう。
「死」というこの世最大の辛い現象からも愛が垣間見れるというか、この世のすべてのものや事象を愛で肯定する人たちなので、自分と重ね合わせても不思議と悲しい気持ちにはならなかった。
そりゃ悲しいけど、思い出は生きるよね。という肯定の仕方というかさ。
そして続いてGuns N' Diamond
バイバイでさようならもドームトレックの曲なので、一気にあの頃の記憶がよみがえった。
あの時に一気に私の中のオタクの輪が広がったなぁって。
今仲良くさせてもらっている人たちやつながりってあの頃に大きく広がった気がする。
ももクロちゃんとともに20代を駆け抜けたなぁなんて振り返っていた時間でした。
(振付変わってた)
そしてダークな雰囲気から一転PLAY!が始まる。
これまたユニバーサルスタジオジャパンかな?となったのが、モニターに映し出された映像がマリオみたいで、ももクロちゃんと一緒にマリオの世界に飛び込んだのかな?と錯覚しました。
というか、マリオの世界でした。
コロナ禍真っただ中で手探り状態で開催してくれたPLAY!というライブ。
「離れていてもわかるから」
「離れていてもとどくでしょう」
なかなか会えない中で離れていても、気持ちはつながっていて、いつも味方でいてくれて、勝手に味方でいさせてもらって。
ももクロちゃんもオタクもきっと辛い時期だったけど、今またこうして直接会えてPLAY!を聞ける現実が嬉しくてうれしくてたまらなかった。
ゲームの世界に入り浸っていたと思ったらNightmare Before Catharsisで、いきなりラケット持ってボールを打ちっぱなしわちゃわちゃクローバーさん登場。
遠くの席だったのでボールは届きませんでしたが想いはビュンビュン届いております。いつもありがとう。
ここでやっと自己紹介。
歌って踊るよりもラケットでボール打つ方が疲れるらしく、ゼーハー言いながらMC始まっていつもの自己紹介してくれました。
声出し自己紹介も再開したばかりなので
夏菜子ちゃん「それでは人差し指を一本だしてくだぁさい」のあとのオタク「はーい」が、嬉しかったのか懐かしかったのか「ふふっ❤」と笑ってくれて、あなたのそんな嬉しそうな笑顔をこれから見たいですと思いました。
この辺りから曲順が怪しいです。
マー君曲の新曲→ゴリパン→HAND
だったかしらね?
このあたりの記憶が曖昧なのは今から始まる怒涛の感動泣き散らかしパートの記憶が強烈すぎたからだと思います。
ここまで「新たなももクロ」は強く感じなかったのだけどリバイバルがすごすぎた(語彙力)
ももたまい「いええええええええい(ボイトレ風の5度ハモ)」が、静寂を切り裂くようにアカペラで歌いだす。
もうそこからどういう構成でアンサンブルしていたかはわからないけど、今まで見たことないくらい4人の声が折り重なって、いつの間にか「なんか聞いたことある」となりリバイバルが始まってた。
リバイバルの振付が結構好きなのですが、今回は振付なしの歌で勝負。
4人が並んでリバイバルを歌い上げていた。「歌が苦手」なんて言ってたのに、どこのボーカルグループのコンサートに来たのかと思った。
リバイバルも普通にメロディーラインを歌うのではなく要所要所でハモリを入れたり、コーラスを入れたり、ラスサビにおいては4人それぞれが一人でも欠けたらなりたたないであろう精密なアンサンブルで合奏してた。
まるで「どの色がかけてもこの夢の続きは描けないから」を歌で表現しているみたいに。
今日も4人が健康で活動してくれていることに感謝。
きっとツアーが進むにつれてさらにクオリティを仕上げていかれるのだと思う。
ツアー最終日がとてもとても楽しみになった。
めっちゃくちゃ余韻に浸りたかったのだけど、場面は180度変わってあーりんソロパート。
あーりんソロ曲をぎゅっと詰め込んだあーりんフルコースメドレーでした。
さっきまでももクロさん4人の歌声に感動していたのに「え、あたし、あやかねーしょんに来たのかな?」と思うほど、たった数分なのに会場をあーりん色に染めてにっこにこで帰っていかれました。
そしていいよ百田夏菜子ちゃんのソロパート。
あれだけあーりんワールドになったあとだったので「すまいりんさん♪」とかわいく登場するのかと思いきや…
女神?天女?天界の主?のような真っ白な重そうな↓これの真っ白バージョンみたいな衣装で登場し赤い幻夜が始まる。
暗闇の中から白い服を身にまとった百田夏菜子さんがゆっくりと階段を下りてくるのですが、時代が時代だったら国を統率してるほどのオーラで、まさにステージという国を操るクイーンだった。
いろんな夏菜子ちゃんを知ってるつもりだったけど、ほんの些細な動き一つ一つが見たことのない表現者の夏菜子ちゃんだった。
どこか遠くに行ってしまうんじゃないかと少し寂しく感じたけど、今までを振り返ったら、どれだけ大きなステージに立っていても変わらない距離感で笑顔を向けてくれて、たとえ会えなくてもどんなときもそばにいてくれた夏菜子ちゃんの姿があって。
目の前にいる偉大過ぎる姿とは裏腹に、等身大の29歳の普通の女性であり、キュートな女の子であり、私と同じようにいろんな面を持っている普通の人間の百田夏菜子ちゃんの姿があって。
そんなことを考えていると、まとっている衣装が少し大きく見えて、小さな身体で背負っている大きな荷物をほんの少しだけ一緒に持たせてもらえたらな。なんて。
めっちゃくちゃおこがましいけど。
「世界中の人を笑顔にしたい」という夢を抱く夏菜子ちゃんの味方に一ミリでもなれていたらな。なんて思いました。
天界にいるような錯覚に陥ってると、次の曲「天国のでたらめ」が始まって4人の天の主が白いスモークの中から現れる。
さっきまで割と現実的なことを考えていたけど、その瞬間「あ、わたし死んだかも」と思った。
オタクってライブ後によく「死んだ」とか言うけど、誇張なしに私が見た景色は天界の景色なんじゃないかと思うくらい4人の天女?に迎えられた死後の世界で「自分死んでるのかな?」とリアルに夢か現実かわからなくなった。
でもなんかわからないのだけど「ねえ、名前なんだっけ」でいきなり我に返って「いやだ、忘れたくない。ももクロちゃんとの思い出。ももクロちゃんとの人生。絶対忘れたくない。例え活動が終わったとしても絶対覚えてるけど、もし自分が死んだらその存在すらも忘れてしまうかもしれない」と怖くて嫌で涙が止まらなかった。
そしてすべての物語をつなぐようにGOUNNがはじまると同時に天界の主衣装がぶわぁぁぁっぁっと剝ぎ取られていつものももクロちゃん登場で安心して涙でた。
メンバーカラーを前面に出した動きやすそうな衣装で黒のニーハイにスニーカー。
動きやすそうで夏菜子ちゃん好きそうだなぁと勝手に思った。
GOUNNちゃんはダンスが変わってたけどバックダンサーの方は前の振付をしていたので、オタクも旧式ダンスを舞いました。
ほいでなんか和風のアレンジがかかってて扇子持って踊ってて「あ、そうだ、和をモチーフにしたグループやん」と思い出していると…
次の曲「MONONOFU NIPPON feat. 布袋寅泰」がはじまり、新曲だあああああああ!と悟ると同時に、ヒャダインさんだああああああ!!和をモチーフにしとるうううううう‼振り付けたのしいいいいいいいい!
曲が終わるころには「ニッポンポポン!ポンポンポニッポン!」と勝手に口ずさんでいて、ヒャダインさんに見事にやられました。
オタクが大好きな曲です。ありがとうございます。
全員がアラサーのグループなのでコミカルな激しいダンスはしんどいようで曲終わり
「(ゼーハー)…新曲ですっ」と夏菜子ちゃん。ありがとねえありがとねえたくさん食べて体力つけてこれからも一緒にたくさん踊ろうねえと汗と涙が出た。
そしてなんだかわちゃわちゃMCがはじまりチビノフちゃんの「あーりーーーーーん!!」にもだえるももクロちゃんを楽しませていただき夏菜子ちゃんのMCからいちごいちえが始まったと思ったら…
ここからは言わないでおきます。
あたしゃ泣き散らかしたよ。
あの演出ずるいですよね。
最後の方の走馬灯みたいなさ。音声だけで走馬灯って演出できるんだとか冷静な自分もいて。
15年前の夏菜子ちゃんにも、今の夏菜子ちゃんにもとびっきりのありがとうを届けたくて、バシバシペンライト振らせていただいた。(泣きながら)
最後の曲は怪盗少女。
ここまで無駄な瞬間が一ミリもなくて、一瞬たりとも「日常」を感じる瞬間がなくて、あっという間に最後の曲になってしまった。
「たくさんの人に出会えた大切な曲」と言って大切に大切に曲振りをしてくれて、そういえば私があなたに出会った曲も怪盗少女だったなぁなんて。
怪盗少女の落ちサビを振り絞るように歌うあなたを見て一目ぼれしたのです。
そこから10年毎日一目ぼれをしています。
今日も元気で生きていてくれてありがとうね。
そしてアンコールは曲名を伏せておきます。(伏せる必要もないけどなんとなく)
さっきまで世界観バリバリのONステージももいろクローバーZさんだったのに、腕に抱っこちゃんつけてにっこにこで登場して安心して涙が出た。
魔界の主や天界の主を演じていた4人のクイーンが、にっこにこの笑顔でステージを操ってるのを見て「ああああももクロちゃんだああ私の大好きなももクロちゃんだああ」と大好きで大好きで涙が出た。
今日からの日々もずっとそんな風であるようにと勝手に願っております。
ねえ本当に15周年おめでとう。ありがとう。
これまで出会ったすべてに感謝を伝えようとするももクロちゃん。なんて心の清い人たちなんだろうと。
見たくないものもたくさんあったでしょうに、聞きたくない声も聞こえてきたでしょうに、それでもいつも「モノノフさんモノノフさん」って私たちを信頼してくれて、こちとら勝手に好きでいるだけで勝手に元気をもらってるだけなのに。
本当に心から「ありがとう」って思ってくれてるの伝わってるよ。
だけどそれ以上に私も「ありがとう」と思っているし、あなたたちに出会ってからの10年は、何を思い返してもももクロちゃんがいて。悲しい時にそばにいてくれたのもももクロちゃん、楽しい出来事を思い出せばももクロちゃん、大切な人に出会えたのもももクロちゃんのおかげ、これからの人生が怖くなくなったのもももクロちゃんのおかげ。
こっちがありがとうなんだからね。
これからも「ありがとう」のぶつけあいで笑顔の時間をたくさん作っていこうね。
いつも本当にありがとう。
また笑顔で会いに行きます。