コロナ禍の中、2020オリンピックとパラリンピック
行われ、先月幕を閉じました。
愛媛県支部の会員でもあり、ルール講習会の講師もしてくださる西田理恵さん(Finalist T.C)がパラリンピックの線審に選ばれ車イステニスの線審を行いました。


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2021年9月5日付け愛媛新聞
(掲載許可番号:d20210928-02)
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愛媛新聞にも取り上げていただきました

西田さんからパラリンピックに参加した感想を寄せていただきました

今回私は、東京2020パラリンピックの線審として大会に参加してきました。
競技開始の3日前からホテルに滞在しました。

現在のコロナ禍において、参加することへの不安もありました。しかし、現地に滞在中は毎日PCR検査を行い、移動もホテルとコートの往復のみでホテル内では一般客と接触しないよう、しっかりとした対策がされていたので安心して仕事に専念できました。

試合を見ていて驚いたのは、その迫力です。
健常者と変わらないボールスピードやコースの打ち分け、そして素晴らしいチェアワークは圧巻でした。
パラリンピックでは2バウンドで返球することが認められているため、より大きく動き回ります。そのため選手と衝突しそうになることもありました。それほどに激しい競技であると実感した瞬間でした。

実は、最終日まで審判をしたのは今回が初めてでした。
審判にも評価が付きふるいにかけられるため、最後の二日間は選ばれなければ残ることはできません。
そんな中で最終日まで残れたこと、そして日本代表である国枝選手・上地選手の試合の線審ができたことを光栄に思います。
特に国枝選手の決勝戦は、メダルに賭ける強い思いが伝わるプレーの連続でした。ポイントが決まる度にセンターコートの雰囲気が変わり、息が止まりそうな緊張感が漂っていました。そんな二度と出会えないであろう瞬間を味わうことができ、涙が出るほど感動した試合でした。

私は愛媛が大好きです。
この大会を通して改めて実感したテニスの素晴らしさを伝え、地元のテニス界を支える存在になれるよう、努力していきます。