アマチュア無線を楽しむ上で、ノイズには色々、悩まされますね。
埼玉からQSYし、ここで再開局してから、ずっとある方向からのノイズに悩まされていました。
以前は、冬や風が強い日限定でしたが、ここ最近は、雨の降り始めや弱い雨の日以外、結構なレベルで
ノイズが発生しております。

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本日のノイズ状況、AMモードにて撮影。
NBを入れても、あまり効果なし。
50MHzが一番ノイズが多く、430MHzでもノイズが確認出来ます。
HF帯は、元々の空電もあり、はっきりとわかりませんが、音レベルでは
14MHz辺りまでは、確認出来ます。
アンテナ方向から、裏の6600V高圧線かな?とは、思っていましたが
ハンディ機では、明確にわからず・・・

先日、東京電力にメールで相談してみました。
週末を挟み、翌営業日に早速、担当者様から連絡ありました。
近所で工事をする機会があったら、調査出来る範囲で・・・という内容で相談したのですが
わざわざ、私の相談のためだけに、調査をしていただけることになりました。

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本日は、高所作業車で来ていただき、調査が始まりました。
まずは、自宅裏の柱上トランス付近から調査開始です。
ノイズの確認は、IC-R5を使用していただきました。
M責任者の手際よい指示で、自宅周辺を調査していただきましたが、ノイズ源はもう少し遠いらしいです。

このあとは、ノイズの高そうな場所を探しながら、高所作業車で場所の特定をしていきましたが
午前中は、いくつか怪しい場所があったものの、特定に至らずでした。
午後、再調査していただけることになりました。
私もお任せでは申し訳ないので、IC-R5を持って、自転車で周辺をウロウロ。

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自転車での調査で自宅から500mほど離れた、高圧鉄塔付近でノイズがフルスケールになる箇所を発見。
午後の調査は、この周辺に絞っての調査になりました。

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周辺には、他にも鉄塔がありますが、ここだけ、異常にノイズレベルが高いです。
隣接する鉄塔まで移動するとノイズが下がり、この周辺から高圧線の沿って北西方向に
ノイズが高いエリアがあります。

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隣接する鉄塔は、比較的新しいのですが、この鉄塔は、結構古い感じです。

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鉄塔に隣接する住宅の方に許可をいただき、高所作業車をスタンバイ。

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ここでの調査は、ノイズ源が鉄塔からなのかを特定する作業になります。
まずは、隣接する電柱から調査を始めます。

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様々な高さや方向で測定しながら、ノイズが高い箇所を特定していきます。

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高所作業車のアームを目一杯まで伸ばして、ノイズ確認中。
ゴンドラからは、メーター振り切れてますとの声が・・・
我々レベルでは、受信機でここが怪しいと思っても、ここまでの調査は出来ません。
5m以内に接近しないことという注意書きもあります。

最後にもう一度、この周辺を徒歩で確認し、これ以上、ノイズが高いところがないこと。
ノイズの音が自宅で受信しているノイズと同じこと。
アンテナ方向と一致すること。

ということで、ノイズ源はここの可能性が高いということになりました。
今回、調査いただいた部署とは、管理部署が違うそうなので、今回の調査結果を報告し
対応を検討していただけることになりました。

私の相談にここまで対応していただけるとは、思っていませんでした。
まさに神対応です。高所作業車を使用し、M責任者様他、2名のスタッフが
ほぼ1日掛かりで調査していただきました。

お忙しい中、本当にありがとうございました。
この後、進展があれば、また報告します。