週末は、色々、バタバタしておりまして、久々の更新になりました。

まず、発煙してしまったICOM IC-7600ですが、基板焼損のため、残念ながら修理不可でした。
原因は、ベンチャーパドルと実験用電源のDC出力線が接触し、KEY入力から13.8Vが入力されて
発煙に至ったということです。メーカー修理の情報で、KEY入力が原因ということがわかり、調べたところ
ワニ口クリップが付いたDC線が接触した痕跡ありで・・・片付けをしていたとき、固定されていたDC線が
たまたま、パドルの上に落ちたということですね。
早速、再発防止策は取りましたが、高い授業料になりました。
固定局200W免許は、TS-950SDXと50MHz自作リニアでトライ中です。

送信出力が4倍になることは、うれしいことですが、それに伴い、インターフェアのリスクも高まります。
今回は、コモンモードフィルターをアンテナ給電部に設置してみました。
受信ノイズ改善にも効果があるようで、ちょっと期待です。

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自作も可能ですが、部品入手に手間が掛かるので、ヤフオクでポチしました。
防水対策をすれば、屋外で使えそうです。
格安でご提供いただき、出品者様には感謝ですね。

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大きめのコアにテフロン同軸ケーブルがW1JRで巻かれています。
振動対策のため、コアを内部に固定し、コネクタ周辺の防水と水抜き穴をつくればOKかな。

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通販で部品を揃えて・・・なんて考えるより手軽です。
スペアナの測定データ付きでした。

念のため、設置前にSWRと通過ロスを測定し、50MHz帯まで問題なし。
このフィルタも50MHz帯まで効果があるそうです。

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設置前の18MHz帯です。
コンディションも変化するので、参考程度の比較になりますが、ノイズがS3からS4の間ぐらいです。
地上高も15m程度なので、色々な影響を受けているのでしょう。
まあ、だいたいいつもこのくらいSは振ってます。

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給電部にコモンモードフィルターを取り付けてきました。
施工時間は、30分ぐらいかな。
この間にコンディションも変わっているので、イコール条件ではありませんが
ノイズがS2~S3弱です。ノイズ音も静かになりました。
あとから、気がついたけど、スコープ画面にしておけば、ノイズの変化がわかりやすかったですね。
無線機の後ろにこのフィルタを取り付けしたときは、このような変化がありませんでした。
アンテナ直下というのが、いいのかな。

効果が確認出来たところで、トライバンド八木にも同じフィルターを取り付けました。
こちらはTS-950SDXで比較しましたが、接続ミスでもしたか?っていうくらい静かです。
感度が落ちた訳ではなく、ノイズレベルが劇的に下がりました。
日中は、ノイズでSメータのドットが点灯するのですが、ひとつも点かないです。
今のところ、NBはOFFで大丈夫です。
導入前後で動画を撮っておけば、よかったですね。

今回は、バランに直結するため、中間ケーブルを使用せず、MP-MPコネクタで
直結しました。430MHzや1200MHzでもこの方法で分配器と受信アンプを直結接続しています。

ちょっと離れていますが、高圧線もあるので、ノイズは「こんなもんなのか・・・」と思っていましたが
当局の場合、コモンモードノイズが多かったんですね。
追加で50MHzの八木にも設置してみようと思います。

コモンモードといえば、TDKのパッチンコアZCAT3035-1330も試したくなります。
ある程度、まとまった数を挿入しないと効果がないようですが、大人買いしちゃおうかな・・・
大人買いだと単価も下がりますからね。

季節によってもノイズが変化しますので、しばらく使ってみないとわからないですね。