ちょっと前になりますが、ヤフオクでKENWOOD TS-940Sをポチリまして、メンテナンスを進めていました。
サービスマニュアルと手持ちの測定器、しげじぃのスキルでどこまで出来るか?ネットで修理の様子を
掲載されているOM各局のようにはいきませんが、なんとか実用機になりました。

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ネットの情報を参考に、まずはコンデンサの確認から始めました。
目視では異常がありませんでしたが、念のため、容量の大きい電源部のコンデンサは交換しました。

PLLアンロックはありませんでしたが、マニュアルを参考に調整をしました。
受信感度調整とSメータ調整もしました。
18/24MHz帯の送信改造、AM送信改造を実施しました。
RFとIFのFET逆付を修正しました。これによりSメータで2つ程、感度が上がりました。
これって、メーカーは意図的に逆に付けているというのをどこかで見たような気がします。
安定性重視か、感度重視か?21MHz以上のバンドでは、S2つの感度差は大きいのでとりあえず
逆向き修正バージョンで使ってみようと思います。今のところ、異常なし。
各基板のコネクタ回りは、すべて接点クリーナーで清掃しましたが、結構、手間が掛かりました。
上面パネルのスライド開閉が渋いので、修理しました。あまり開けることはないですが、指先で
簡単に開閉出来るようになりました。

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サブディスプレイのバックライトは、切れやすいので、LEDに変更しました。

最後に、変更申請の為の50W化改造と変更申請をしまして、新スプリアス対応機となりました。
長く使うのは、部品取り機が欲しいところですが、なかなか手頃な価格の物がないです。

当時のKENWOOD機は、受信音が良いですね。
SSBは、TS-940で CWとRTTYは、IC-756PRO3と使い分けをしています。
オプションのフィルタ関係が何も入っていないので、追々、追加していきましょう。
EsシーズンになるとAMもよく出るのですが、AMはTS-570、IC-706の方が変調が深くて良いですね。

あとは、アンテナとコンディションか・・・