今はなきクラニシ製ネットワークチューナー NT-616を入手しました。
メインリグのTS-570Sは、AT内蔵なので、必要ありませんが、IC-706MK2GMは、チューナーがないので
706用にヤフオクでポチリました。

HF専用は、ダイワのCNW-217があったのですが、このNT-616は50MHzまで使えて、入力2系統
アンテナ4系統が繋げます。アンテナ切替機としても使えますの、便利です。

動作は問題ないのですが、パワー計の振れが重く、手持ちのパワー計と比較すると、30%ほど
少ないようです。校正するには、基準測定器がありませんが、普段、使用しているSX-200を
基準器に見立てて、調整をしました。

イメージ 1

まずは、ケースを開けます。
全体的には、使用感少なく、綺麗な物でした。

イメージ 2

右側にコイル、その奥にバリコンとアンテナ切り替えユニットがあります。
調整するのは、奥の左側にある基板の半固定VRです。
取説は、付属していましたが、残念ながら、回路図がありません。
DC電源接続時、パワー計が20Wと200Wで自動切り替えになるようで、その調整用のVRも
基板上に存在します。基板に何も書いていないので、これじゃ、どれがお目当てのVRか
わかりませんね。基板裏面から、パターンと部品を眺めながら、回路図を書き出します。

イメージ 3

手書きの汚い回路図は、省略しまして、お目当ての進行波パワー計用のVRは、基板右上の
矢印の半固定VRでした。
これを調整し、SX-200と同じ振れ具合にして、調整完了です。
アマチュアレベルで使用しますので、誤差は、あまり気にしないことにします。
そもそも、SX-200がどこまで正確かもわかりませんからね。

現在、使用中の各バンドのアンテナは、チューナーがなくても実用レベルですが、
やっぱ、あると便利ですね。