友人から、TS-570を格安で譲っていただきました。
DSP搭載機です。以前、使っていたFT-920と比べると、結構、コンパクトです。
 
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大きさは、TS-680などと同じぐらいでしょうか。
 
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写真は、調整後の物です。
順を追って、撮影しようと思っていましたが、すっかり撮影を忘れました。
分解や調整は、夢中になっちゃうと、撮影忘れちゃいます。
 
「動作未確認だよ」っていうことでしたので、通電前に、掃除を兼ねて、内部の目視確認を実施。
よくあるコンデンサの液漏れはなさそうです。
前面パネルを外し、押しボタンSWとVR類を接点洗浄剤でクリーニング。
バックアップ電池を新品に交換。
DCコードのヒューズは、念のためアンペアの小さい物に交換しました。
電源ON!KENWOOD特有のノイズが聞こえます。
オールリセットし、1時間ほどエージング。
問題なさそうです。エージング中にネットでサービスマニュアルをD/Lしました。
 
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この機種の特徴として、前面パネルの透明アクリル板に気泡が出来る症状があります。
メーカーが出荷時、貼っている保護シートがアクリル板と一体化してしまうそうです。
 
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メーカー在庫はありませんので、採寸のため、取り外します。
同じ物は作れませんが、CADで図面化しておきます。
ミスミに図面を送り、カット品を購入すれば、ロゴが入らないだけで、複製可能です。
応急処置として、手持ちのアクリル板を加工し、はめ込みしたのが、2枚目の写真です。
 
ヒューズを正規品に入れ替え、送信を含めた動作確認をしました。
気になるところは、サービスマニュアルを見ながら、確認をしましたが、若干の調整ですべてOKでした。
 
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TS-870と同様にサービスモードは、メニューから入ります。
ACC2にジャンパープラグを入れないとダメなんですね。
NRキーとLSB/USBキーを押しながら、電源ONでサービスメニューに入れます。
自分的には、半固定VRやトリマーを回して、調整するのが好きですが・・・
 
コンパクトですが、操作パネルは、使いやすくまとまっていると思います。
CWフィルターは、未装着です。AF-DSPのフィルタ-だけでも、強い局とQSOするなら大丈夫そう。
CWフィルターは、後ほど、ヤフオクで探すことにします。
音は、好みもありますが、KENWOODらしい音質で、長時間、聞いていて疲れません。
ローバンド以外は、受信プリアンプをONにしておくのが、標準みたいです。
確かにプリONで、IC-706MK2と同程度のS振れですね。
NBは、レベル固定ですが、うちの環境では、よく効きます。
これは、ノイズとの相性がありますから、どんな状況でもという訳ではありませんね。
N.Rは、1と2の2種類があり、切り替え式です。
N.R2のみ2段階可変です。(N.R1はレベル固定)
FT-920よりは、SSBでの音質低下が少ない感じです。
 
しげじぃのアンテナ環境では、総合的に見て、十分過ぎる性能です。
いい物を格安で譲っていただき、ありがとうございました。