いつものハード・オフで中国製ハンディ機の新品を見つけました。
ジャンク価格だったので、試しに購入してみました。
 
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新品箱入りだったので、勿論、綺麗です。
アマゾンで調べたところ、送料込み4090円で売られています。
「ジャンクで安い!」と直感的に思いましたが、アマゾンと1000円ぐらいしか変わらないか・・・
 
144/430MHz FM 4W機です。
同時受信可能でU/UやV/Vの受信も可能です。
おまけ機能として、FM放送も受信可能です。
造りは、しっかりしていて、とてもこの価格とは思えませんね。
 
このハンディ機を合法的に使用するには、色々、設定を変更する必要があります。
パソコンと接続するケーブルがないと、諸々の設定変更やメモリ管理が出来ませんので
ケーブルは、アマゾンで購入しました。
 
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ドライバと専用ソフトが入った5cmCDとUSBケーブルのセットが届きました。
早速、ドライバとソフトをインストールして、ハンディ機の中身を覗いてみましょう。
 
ネットで調べると、OSにより上手く認識が出来ない等の問題があるそうなので、WinXpノートPCに
接続してみました。ドライバ、ソフトとも問題なく動作し、一発で無線機と繋ぐことが出来ました。
 
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こちらは、メモリchの登録情報です。
無線機側でも勿論、設定出来ますが、結構面倒です。
PCに繋いで管理すると簡単ですね。
メモリchには、名前を付けることも可能です。(英数のみ6文字以内)
メモリch毎に詳細な設定も出来ます。レピータも対応可能です。
 
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こちらは、無線機の設定情報です。
送受信出来る帯域もこちらで設定可能です。
国内仕様にするには、日本のハムバンドに帯域を設定する必要があります。
購入時の状態では、136~174MHz 400~520MHzまで送受信可能になっています。
特小無線機の周波数もカバーしていますが、当然、この無線機で送信することは違法です。
 
気になる送信機としての性能ですが、送信出力は、ダミー接続で定格出ていました。
ただ、Lowに設定しても、2Wほどの出力があり、これはもう少しパワーを抑えたいところですね。
スプリアスは、ネットでの情報より良好で、第三高調波もギリギリ規格内でした。
内蔵マイクだと変調が浅めなので、KENWOOD用のマイクを使用したところ良好でした。
正規に使用するには、自作機として保証認定を取得する必要があります。
必要なデータは、ネット上にありました。
保証認定料をプラスしても、国産メーカー品より安いですね。
 
アナログなハンディ機と中身を見比べて、デジタル技術の進歩は、凄いなぁ・・・と痛感しました。