今日は、朝からアシスト装置のメンテナンスを実施しました。
(早めに終わりにして、SLみなかみを撮りにいくぞぉ!)
 
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アシスト装置とは、左手のみで運転出来るように改造された装置です。
手前に引くとアクセルが押され、前に押すとブレーキが押されます。
ワンハンドルのマスコンみたいな感じですね。
 
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アクセル側の遊びは、約25㎜
 
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ブレーキ側の遊びも確認します。
現在、中立位置(レバーの定位置)
 
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約25㎜押したところ。ここで、ストップランプのスイッチがONになります。
まだ、ここではブレーキは効いていません。
 
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約50㎜押され状態です。ここが、エンジンがアイドリング状態でギリギリクリープが抑えられる位置です。
普通は、これより更に押し込まないと完全停止出来ません。
 
まあ、現状がこんな状態でして、自分で運転しても遊びが大きい感じです。
特に停止するとき、シートバックから身体を起こさないと押しきれません。
(身長166cmの自分は、リーチが短いのかも・・・)
もう一つ、気になるのはアクセルが重いこと。
2時間運転したら、翌日まで肩と腕が痛かったです。(慣れの問題もありますが・・・)
 
さて、この装置の全容は・・・
 
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左上のベアリングを支点にそれぞれのバーがアクセルとブレーキに延びています。
要は、これの調整で問題点が解決出来そうです。
 
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アクセル側の確認。
ここで重大な問題点を発見!
まず、アクセルが重いのはというと、支点に対して作用点が近いこと。
良く確認したら、滑り止めゴムが劣化し、一部脱落。
ガタが発生したことにより、作用点が支点に近づいてしまってます。
おまけにその脱落を防止するはずのイモネジ(写真には写っていませんが、バーの裏にM3のイモがあります)
が緩んで脱落寸前でした。最悪、プレートがこれ以上落下した場合、アクセルが押せなくなり、その時点で
自走出来なくなります。
 
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こちらは、もっと問題です。
今、この状態はフルスロットル状態です。
写真中央部のワイヤーは、アイドルアップ用(アシスト装置に付属した物)です。
弛んだ状態でステーにワイヤークリップが引っ掛かっています。
この後、アクセルを緩めるとアクセルペダルのバネで元の位置に戻りますが、その時、弛んだ
ワイヤークリップがステーに引っ掛かりながら、戻ります。
 
つまり、ステーにワイヤークリップが引っ掛かると、アクセルペダルが戻らないということです。
これは、最初jの取り付けからなのか、何かで分解してからなのか、わかりません。
アクセルが戻るとき、引っ掛かるような音がしていたのは、まさにココでした。
 
この車は、きちんと定期点検をディーラーで受けています。
後付装置なので、ディーラーの点検項目には入っていませんし、これで事故が起きてもディーラーに
責任はないと思います。しかし、私のような素人が運転してもアクセルの違和感はわかりますし、
自動車整備士の人が見れば、一目で問題があるのはわかるでしょう。
後付装置は、自己責任というのは、わかっています。でも、所有者は見たくても、自分では見られません。
 あまりにも不親切な点検に、何だかガッカリですね!
点検したければ、取り付け業者にまた別に点検料払って見てもらえってことなんですね。
ディーラーの名前も担当者もここに記載したいくらい、私は怒っています。
車の安全とサービスの本質、もっとよく考えてもらいたいです!
(所有者が専門業者に点検してもらわなかった過失は認めていますよ)
 
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まあ、ここで怒っていてもしょうがないですね。
とりあえず、問題部分は、ワイヤーの取り回しを変更、ステー角度調整しました。
 
全体の遊び調整は、ブレーキ側にあるターンバックルで調整しました。
約1/3の遊び量になるように調整しました。
アクセルも軽くなり、遊びも少なくなり、運転しやすくなりました。
 
これらの装置は、専門業者によって取り付けますが、付けるだけでなく、アフターフォローの
体制も整えていただきたいですね。
 
事故になる前に対処出来てよかったです。