高校の恩師、髙木保先生(古文・漢文)の奥様から喪中のお葉書が届きました。
享年92歳。
先生のご冥福をお祈り申し上げます。
卒業後も毎年お年賀をいただいておりましたが・・・
 
髙木先生の古文漢文の授業はゆったりした流れに浸れ、いつも桃源郷の世界でした。李白や杜甫からは諦観や厭世的な余韻を味わいました。
 
先生が教壇に立たれると背筋が反り返って、プレスが効いたやや丈の短いズボンがさらに上がり、座られると鼻かけメガネのように眼鏡の上から生徒たちのはるか後方を見つめられていました。その遠い眼差しが印象に残っています。
 
個展やグループ展にも来て頂いて、有難いお言葉を掛けて下さいました。先生が気に入られた絵の賛辞は忘れません。
 
このブログを立ち上げて4日後に亡くなられたようです。いつか高校新聞に載せた先生はじめ他の先生方の似顔絵を入れようと思っていましたが、今日探し出してなんとか撮影、掲載します。
 
似顔絵は授業中か生徒集会の時に描いたものです。
                    
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髙木保先生
 
 
 
 1973年(昭和48年)6月
 福岡県立城南高等学校
 『城南高新聞』 掲載
 ペン画