神奈川県道727号 川西線
神奈川県足柄上郡山北町川西字嵐を起点とし、足柄上郡山北町川西字大蔵野を終点とする、酒匂川沿いに1.8km続く一般県道である。
県道ではあるが利用する人や車はほとんど無く、私が歩いたこの日にすれ違った車は1台、追い越して行った自転車が1台とほとんど忘れ去られたような道である。
2024年9月8日(日)この道を嵐から大蔵野に向かって歩いた。
ここがこの日の出発点、嵐のT字路である。
写真ではわかり難いが、左から右に走る道は神奈川県道76号 山北藤野線である。
県道727号線に入ってすぐ、左側にひっそりと建つ馬頭観音が目に入る。
この時期に誰も手を入れなければ、あっと言う間に草に埋もれてしまうのだが、石碑の周りが綺麗になっていることを考えると、どなたかが定期的に手を入れておられるのだろう。
しばらくは、車のすれ違いもやっかいな狭い道が続くが、全線このような狭い道幅ではなく、所々センターラインがある道幅が広い部分も現れる。
道路標識も葛のつるに飲み込まれそうである。
この道は、道沿いにはほとんど何も無く、唯一の見るべきものはこの吊り橋だろう。
727号線を歩く人はいないだろうが、横切る人はたくさんいるはずだ。
JR御殿場線 谷峨駅で降りたハイカーが、大野山に登る時利用するのがこの吊り橋である。
吊り橋の下は酒匂川で、向こう側に見える赤い橋は東名高速である。
せっかくなので、吊り橋を渡ってみた。
写真は谷峨駅側から県道727号線を見たものである。
この吊り橋を渡ったのは何年ぶりだろう。
我が家の子供たちがまだ小学校に上がる前に、この付近の山々に度々遊びに来ていた。
何度この橋を渡ったことか、その頃が懐かしい。
吊り橋を渡った先には、このような風景が待っている。
私は、今でもこの風景が大好きである。
少々寄り道してしまったが、県道727号線に戻って先に進む。
吊り橋を過ぎて間もなく、分岐が現れる。
先に書いたが、大野山へ向かうにはこの分岐を右に行く。
山北つぶらの公園の看板が立っているが、以前子供たちとこの辺に来ていた頃は無かったと思う。
どんな所なのだろう?
県道727号線は左に行く。
道をさらに進むと、右手に東京電力嵐発電所が現れ、東名高速の下をくぐると、洞門が現れる。
湯觸洞門(ゆぶれどうもん)である。
洞門の目的は、落石や土砂崩れから道を守るためだが、この洞門の上には常時水が流れている。
洞門の上を流れた水が落ちる様子がこれである。
滝のように水が流れ落ちているが、この洞門が無ければ道はきっと水浸しだろう。
そしてここが、終点のT字路である。
左から右に走る道は、県道76号線である。
県道727号線は、県道76号線から別れて、また76号線に戻って来るのである。
左が国道246号線、右が丹沢湖に向かう。
上に架かる工事中の橋梁は、新東名である。
途中で吊り橋を渡ったり、洞門を観察したり、河原で休憩したにもかかわらず、1時間にも満たない県道歩きだった。
実はこの県道、3年前の夏に歩いている。
でも、なぜかこのブログに投稿せずに、そのまま埋もれてしまった。
私は街中の騒がしい道より、このような静かな道の方が好みである。
「また来たい!」
という思いから再度歩き、写真も撮り直した。
私が未だ歩いていない、このような静かな道はまだまだたくさんあるはずだ。
歩けるうちは、そのような道をできるだけたくさん歩いてみたい。
次はどの道を歩こうかな?












