「あー!めっちゃ懐かしいー!」

「ちょっと今さぁ、やりたくない?」

「電気アンマ電気アンマ!きりたくんのおちんちん電気アンマ!」


女子たちは香織の言葉に反応して盛り上がる。しかし、それとは正反対に僕の心には絶望感が押し寄せていた。電気アンマなど、小学生の男子がやる下品な遊びである。そんな下品な遊びを高校生にもなってクラスメイトの女子たちからされれば一体どれだけ屈辱的か想像に難くなかった。しかも大好きな愛由美の目の前で---。


「じゃあさぁ、今から順番にやろうよ」


沙紀はそう言って、杏奈と一緒に僕の背後から腕を取り、そのまま一気に後ろへと押し倒した。突然のことで状況が理解できずにいる僕の両足首を悠美加ががっちりと掴む。そして、そのまま真っ白なルーズソックスを僕の股間へと伸ばしてきたのだ。


「いっきまーす!電気アンマー!!!」


悠美加はそう「宣言」したと同時に、僕の股間に押し当てたそのルーズソックスを思いっきり震わせたのだった。