りいたです
11/8に三光堂様(名古屋)
11/23にナガサワ文具センター様(梅田)
一ヶ月に二回も行ってしまいました。
しかも私は愛知県在住なので、名古屋はまだしも大阪までは結構遠いのに
川口先生の大ファンで我慢出来ずに行ってきてしまいました
みてもらったのは……
三光堂様では
①ペリカン・スーベレンM600・ピンク・EF
私の目で見ても判る程にペン先がズレておりました。
書きにくいことこの上ない
という訳で、ペンクリニックが開催されたら絶対にみて貰おう
と決めていた一本です。
川口先生にも「よくこんなズレているので書いていたね。無理矢理書いていたでしょ」
と言われてしまうほど……
舶来品はペン先調整されていないまま出荷される事が多いと聞いていたし、
そもそも今回はネットで買ったものなので自分で選べなかったのも要因ですね。
実際にお店でみて試し書きしてから買いたかったのですが
限定品で選択肢がありませんでした……残念
しかし
ペーパーでぐりぐりして貰ったり、ルーペで確認しながら細かな調整をして貰い、
見事に生き返りました
あんなにガリガリザラザラだった書き味が、スルスルーの滑らかーになって私の手元に帰ってきました
感動です。
素晴らしいです。
ありがとうございます
EFですが私には少し太いなーと思っていたので
「細くして下さい」とお願いしたのですが
「万年筆にはそれぞれの太さがある。その太さを楽しみなさい」
と言われて細くして貰えませんでした。
細い字が書きたいのなら、国産のEFなんかを使えばいい。
最初から細い万年筆はいくらでもある。
そういう事です。
た、確かに……
という訳で幅調整なしのままお持ち帰り。
あれから数週間……毎日使用しておりますが
あんなに細くして欲しかった欲求とは裏腹に
今では逆に細くして貰わなくてよかったと思っております。
この幅に慣れてしまったし
細すぎる万年筆だとなんだか物足りないとすら感じてしまう程です。
手帳など細かな字を書かないといけない時は細いペン先を、
お手紙や書類記入には太めのペン先を、
用途によって万年筆を使い分ければいい訳です。
それに気付く事が出来て本当に良かったです。
②PARKER・SONNET・ブラック・F
一年半程前に頂いた万年筆。
ずっと箱に入れたままにしておりましたが
ついに開封してインクを入れました。
一日使ってみて……あれ?掠れるぞ……。
でもインクは結構ぼたつく……。
よし、川口先生にみてもらおう
毛細管が働いていなかったそうです。
ぎゅっぎゅと手で握りこんだり、ペーパーでグリグリしたりしていました。
こちらもスルスルーの滑らかーになりました。
掠れもないし生き返りました
さて、ナガサワ文具センター様では
③セーラー・プロフィットスタンダード・ブラック・F
なんだか掠れが気になっていた一本です。
いきなりズボっとペン先が抜かれてしまったのでビックリしました。
そしてペン芯とペン先を分離して、ペン芯を水の中へ……。
えええええって心の中で叫びました。
ペン先が噛んでいたようで、金属の板みたいものでスリットを開いておりました。
板をいきなりスリットに差し込んでぎゅいぎゅいするから
また私は心の中で、
えええええ
と叫びましたよ。
ペン先って意外と丈夫なのね……。
④セーラー・PROSUKE・スケルトン・EF
こちらは特に問題ないのですが
結構長いこと使用していましたので
癖なんかもついているんじゃないかなーと
一度みて貰いたかったのです。
こちらはペーパーでグリグリして終わりました。
ナガサワ文具センター様には夫と行ったのですが
(車で連れて行って貰ったのです。運転ありがとう)
川口先生……夫に万年筆を使いなさいと奨めておりました。
頻繁に使うのではなく、大切な書類を記入したり、ここぞという時に使える一本を持っておくといいと奨めてくれました。
そうだ
万年筆使おうぜ夫よ
それに感化されて、じっくり選んで最高の一本を見つける、と夫は言っていました。
因みに私が使っている万年筆を夫が使うのは駄目だと忠告を受けました。
男性と女性では筆圧が違うので、ペン先が駄目になってしまうと。
万年筆は各々の癖や、書いた文字の数だけ持ち主に馴染んでいくのもですもんね。
万年筆は貸し借り禁止、とはよく言われていますし。
自分専用なのです
だからこそ、夫にも自分だけの一本を見付けて欲しいです
ペンクリニックに行くと、自分に合ったものに生まれ変わるので
書きやすくてどんどん使うし、その分愛着もわいてきて
もっと万年筆が好きになります
万年筆のお手入れにもなるし、いい事尽くめですね
川口先生、本当にありがとうございました