【緊急企画】かしゆかのコイは・・・?( VS市丸)
コイはコイでも、かしゆかのコイは・・・
前回の「のっちのコイは・・・?」に引き続き、緊急企画第2弾です。
(おかげで、タイトルが毎回変わり、もうグダグダ状態です。。。)
「コイはコイでも お城の鯉は 七つ川の瀬 空から泳ぐ
意気な広島 意気な広島見ておくれ
ソレ 浮かれてはずんで シャシャントナ
さあさ 陽気に朗らか 広島音頭で 踊りんさい」
”ずたうん広島”には、『広島音頭』なる、偉大なローカル音頭があります。
(作詞) 吉川 静夫 (作曲) 清水 保雄 (歌) 市丸、曽根史郎 1956年の作品。
地元の盆踊りなどで流される曲で、広島じゃそこそこメジャーですが、知らない人も結構います。(Perfume3人もこの曲で盆踊りしたかも。。。)
音頭にしては、とってものんきで小粋な調子、何だか妙に楽しく元気になる曲。
(音源があればいいんじゃが、どこにもUPされていないのが残念。CDも廃盤になっているし。。。)
http://music.yahoo.co.jp/shop/c/10/vikg2/
それは、きっとリードボーカル(?)の市丸姐さんの魅力に負うところが大きいと思います。
市丸姐さんは、20世紀、つまり戦前・戦後を代表する芸者歌手の一人で、芸能界の(アイドルという意味においても)Perfumeの大大大先輩に当たり・・・
①主に小唄や清元といった伝統的な邦楽の分野を現代風にアレンジして取り上げ、小唄ブームを起こしたり
②小唄、端唄、長唄、清元から、俗曲、民謡、歌謡曲とレパートリーはすごく広かったり
③『三味線ブギウギ』という曲のために、名古屋西川流家元西川鯉三郎に振り付けを依頼、その手踊りを交えてステージで歌い、脚光を浴びることとなったり
(詳しくは→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%82%E4%B8%B8 )
と、何だか、どこかの3人組ユニットの活躍によく似ているような。。。
それ以上に、『広島音頭』の魅力は、何といっても市丸姐さんの声!
(広島音頭ではないのですが、下の曲をぜひ一度聞いてみてください↓)
・「都どり」(若い頃の声が聞けます)
http://www.youtube.com/watch?v=l5YF2xVukd4
・「三味線ブギウギ」(振り付けが見れます。まるでパフュ?)
http://www.youtube.com/watch?v=jam6NDkkgxU&feature=related
・「天竜下れば」(一番の代表曲)
http://www.youtube.com/watch?v=jPQH7aq1MJE&feature=related
※ちなみに、あの『東京音頭』を歌った小唄勝太郎さんが市丸姐さんの生涯のライバルでした。。。
この声!声の魅力!
どこかで聞いたような・・・
そう!正しく、かしゆかの声!?
(戦前・戦後の芸者歌手というとPerfumeの対極にあるそうなイメージですが、改めて市丸姐さんの唄を聞いてみると、その魅力に驚かされます。そこには、”かわいさ”とか”真っ直ぐさ”とか”熱唱しない”とか”無機質っぽさ”とか、何だかPerfumeに共通するテイストがたくさん味わえるのです。結局、よいものは50年前も今も大して変わらないのかも。。。)
さてさて、結局、「コイはコイでも、かしゆかのコイは・・・
「七つ川の瀬 太田川(太田!?)」
※現在の太田川は6つの川に分かれていますが、以前は7つの川でした。しかし洪水が頻発していたため1932年に西側にある山手川と福島川を1つの川にする計画をし、実に34年の歳月をかけ1967年に太田川放水路として完成、現在に至っています。
かしゆかも、のっちに負けず、これから素敵な恋をえっと謳歌しんさい!がんばれ、かしゆか!!
あとは、あ~ちゃんじゃ!!!
次回は、さてさてどうなることやら。。。
★広島3人組アイドル?その2(のっちのコイは・・・?)
のっちのコイは・・・
ということで、以前、のっちが好きなコイ戦士は?といったテーマで1回書いてみました。↓
http://ameblo.jp/jkawaz/entry-10252986974.html
コイ球団の帽子をかぶる恋するのっちが、本当に広島カープのファンかどうか未だに不明です。
でも、Perfume3人のふるさと”ずたうん広島”は、以前にもちょこっと触れたとおり実は「コイ」にとっても縁の深い街なんですよ。
(この場合の広島は、主に広島市辺りのことです。。。)
①広島カープ
カープとはいわずもがな「コイ(鯉)」のことですが、なぜチーム名が「カープ」になったのか?
実は1949年球団創設の時には他の候補もありました。
・「広島レインボー」 →美しいがすぐ消える×
・「広島ピジョン」 →平和都市広島を表現するには最適だが、強さに乏しい×
・「広島アトムズ」 →ノーモア広島を伝えるにはよいが、スポーツに政治性を持たせるべきではない×
で、
・「広島カープ」 →滝登りをする躍進の魚。広島城や太田川にも縁が深い◎
ちなみに、当初は「広島カープス」でリーグに登録しようとしていたところ、広島大学生からCARPは単複同形と指摘された、という逸話もあります。。。
(詳しくは『広島カープ昔話・裏話』という本をご覧ください。↓)
http://www.f3.dion.ne.jp/~talk-s/carp.html
②広島城
1591年に毛利元就の孫・毛利輝元の手で建てられた広島城は別名「鯉城(りじょう)」と呼ばれていました。お城付近一帯(または広島湾)が当時”己斐浦(こいのうら)”と呼ばれていたためという説が有力です。
(ちなみに、広島城本丸は戦前には国宝に指定されましたが原爆により崩壊し、1958年に復元されました)
今でも、広島の街で「鯉城」という名称をちょこちょこ見かけることができます↓
http://ww7.enjoy.ne.jp/~kazu-tamaki/rijo.html
③鯉の産地
広島市内を6筋に分かれて流れている太田川は、昔から鯉の産地として有名でした。
現在でも、広島はあの錦鯉の原産地・山古志村のある新潟県と並ぶ錦鯉の有数の生産県となっていて、世界各国へも輸出しています。↓
・広島の養鯉業 http://www.search-nishikigoi.com/hiroshima.html
・阪井養魚場(現在日本の中心的生産業者) http://www.sakai-ff.com/greeting.html
④己斐(こい)
広島市内の西側に「己斐」という地域(町名)があります。(以前、PerfumeVS吉川晃司、VS丹下健三で少し触れた「比治山」から「平和大通り」をまっすぐ西へ行った突き当りです↓)
西暦200年頃、神功皇后がお越しになった時に県主が鯉を奉り、喜ばれた皇后が「鯉」「鯉」といわれたことから「コイムラ」となったという説があります。↓
http://www.city.hiroshima.jp/www/contents/1145427397169/html/common/445583ca005.html
ということで、Perfume3人のふるさと”ずたうん”は、昔からずっと「コイの街」だったのです。
※のっち、今までずっと青春を犠牲にしてきたんじゃけぇ、これから素敵な恋をえっと謳歌しんさい!
がんばれ、のっち!!
(3人はASHでコイのレッスンも教えてもらったかの???)ところで、実は、最後④の己斐(こい)は、前々回(その1)でも最後に触れた、Perfumeをも凌駕するくらい人気のある広島3人組アイドル?のふるさとだったのでした!
(つづく)
★Perfume広島講座その3(6・4 Perfume LOCKS! 解説 「⊿ 」の街?)
わしらがPerfumeの3rdアルバムがいよいよ7月8日にリリースされます。
アルバム名は 『⊿』
http://www.tkma.co.jp/tjc/j_pop/perfume/0708/index.html
ファンの間でかなり話題になった、その読み方が、先日6月4日放送のTOKYO・FM 「Perfume LOCKS!」で発表されました。
その名も、『トライアングル』
(そのまんまのような気もしますが。。。)
番組の最後に、校長・教頭が・・・
読み方については、「サカ」とか「ラブ・トライアングル」とかいうリスナーからの意見もあったけど、「デルタ」というのがいかにもPerfumeっぽかった、みたいな話をしていました。
その中で、”ずたうん”住民のわしが耳ピクピクでパクリと食いついてしまったのが、
”広島のもみじも 「デルタでしょう!」つって・・・” ↓
http://www.youtube.com/watch?v=-fxzrLgtn7U
(6:30頃)
広島のもみじさんが、どんな方でどんな意味で言ったのか正確なことはわかりませんが、もし同じ”ずたうん”住民だったら・・・
やっぱ、『デルタ』でしょう!!
というのも、他の街の人はあまりピンとこないかも知れませんが、
”ずたうん広島”は、正しく『デルタ(⊿)の街』、『水の都』なんです!
・広島デルタ http://rika2.seesaa.net/category/285190-1.html
・国土交通省認定「水の郷百選」http://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/mizusato/shichoson/chugoku/hiroshima.htm #
上のサイトでわかると思いますが、現在の広島には、太田川水系の6本の結構大きな川(東から、猿候川、京橋川、元安川、本川、天満川、太田川放水路)が流れています。
でも、これは見方を変えると、5つの大きな島が並んでいる、ともいえ、本当に川と海が身近にあります。
そして、その『⊿の街』は、次のような変遷でできました↓
・広島デルタの変遷 http://www.d4.dion.ne.jp/~inakade2/hp/uturikawari.html
Perfumeの3人の母校アクターズスクール広島(ASH)がある場所も、今や完全に街中ですが、つい150年くらい前までは瀬戸内海だったのです。
(ASHの所在地である、広島市南区出汐(でしお)、という地名もその名残りです。)
ここで・・・
★Perfumeずたうん「⊿の街」の歩き方・迷い方講座<初心者編>
【その① ⇒街中を行くと次から次に川が現れるので、今自分がどこにいるかわからなくなる!?】
海に浮かんだ街なので、もちろん橋もたくさんあります。(東京の多摩川、荒川などと違い、2~300mくらい歩けばすぐ次の橋があります)
・広島の橋 http://search.zouri.jp/bridge-12.html
【その② ⇒どっちが川の上流か下流かわからなくなる!?】
1日2回の潮の干満に伴い、市内の川がその流れの方向を変えます。
※下の原爆の日の灯篭流し(元安川)の2つの映像を見比べてください。満ち潮時には原爆ドームに向かって右から左へ、引き潮時には左から右へ流れていきます。
(満ち潮時) http://www.youtube.com/watch?v=JKDeyRebpBA
(引き潮時) http://www.youtube.com/watch?v=g3oivoj5l_w
【その③ ⇒川の干満の差が大きいので、どこかで土木工事をしていると勘違いする!?】
広島湾は、有明海に次ぐ全国第2位の干満差があり、最大約4mの高低差ができます。1日2回の引潮の時は場所によっては川底まで露出します。
・干満の差(京橋川) http://www.mizumirai.net/mizubebig/mizube10/mizube94-4.htm
【その④ ⇒街の中心部でシジミが獲れるのびっくりする!?】
広島⊿の川はそのほとんどが汽水域にあり、上記、灯篭流しをやる場所(元安川)などには、実は漁業権があってシジミ漁をやっています↓。獲れたシジミは「太田川しじみ」として市場に出ています。
※太田川しじみの特徴は、川底が砂地のため保護色で黄金色をしている点です。ちなみに、街中の川で釣りをしていて、カレイやチヌ(クロダイ)などが釣れることもあります。
・平和公園すぐ横(元安川) http://yutaka901.fc2web.com/page2g1x05b.html
・平和公園上流約500m(本川) http://yutaka901.fc2web.com/page2g111b.html
・太田川しじみ(広島市「ザ・ひろしまブランド」認定)http://www.city.hiroshima.jp/www/contents/1212469590303/files/p01.pdf
【その⑤ ⇒夏の凪(特に夕凪)にまいる!?】
夏の夕刻、海風と陸風の間、風がピタッと止む凪(なぎ)の頃は、もう汗だらだら。。。でも、この時こそビール片手に市民球場でカープ観戦というのが、ずたうん”名物の一つです。
・映画「夕凪の街 桜の国」http://www.youtube.com/watch?v=K3bW_I9bC2w
ということで、わしらがPerfumeは、こんな風景を目にしながら、輝かしい未来を夢見て、「⊿の街」”ずたうん”で一生懸命レッスンをしていたのでした。。。
