中国に叩かれ問題が大きくなっている処理水放出についてだけど、私としては放出に対しては異論はない。
やって頂いて結構だと思う。
だが正直ここに至るまでの説明不足は否定しようが無いと思う。
トリチウムに拘り過ぎていないか?
報道のほとんどがトリチウムに関して。
放射性物質除去装置ALPSで唯一取り除けない核種。
その安全性を理解してもらうのは必須だと思う。
排出量が極端に少ない事をアピールする為に世界各国の原発からの、
排出量を比較に出してこれだけ少ないアピールをしているが、
この比較何か欠けていると思わないかな?
それを言うならやってはいけないダブスタ
そう、現在再稼働している敦賀湾、愛媛、福岡、熊本の各原発だって
トリチウムの放出はしている筈。
なぜ、そこには触れないのだろう?
この答えは有る程度容易に想像が付くが、
トリチウムの放出はほぼ無害と胸を張って言い切っている筈なのに、
稼働中の原発での排出に触れるとその地区の風評被害まで呼んでしまう、
という消極的な考えがベースに有ると思う。
そう思ってしまうのは、それまで政府や東電がやって来た広報に自信が無いから、
十分な告知がしきれていないからこの様なダブルスタンダードな対応に、
なってしまっているのだろうと推測する。
中国の主張とそれに対する正しい対応とは?
次にこれも説明不足だと思うのだけど、中国も指摘している核に直接触れた水と、
原発通常運転で排出される2次冷却水との違いについて。
そもそも論として、通常運転の原発で2次冷却水に何故トリチウムが入るのだろう?
という素朴な疑問。
それは核燃料に直接触れる、一次冷却水とそれに直接は触れない様にしている2次冷却水、
本来なら核物質が移る事は無いと素人考えでは思うけど、国際的にはこれは安全性が高いから、
仕方ないよね、で認めている。
だけど、それならこの2次冷却水にはトリチウム以外の核種は入っていないの?
都合よくトリチウムだけが一次冷却水から移ってしまうの?
そんな事は無い筈だと思える。
これは逆に文句をつけてる中国共産党の機関紙「人民網」の記事。
http://j.people.com.cn/n3/2023/0706/c94474-20040602.html
実は中国側がどんな事言ってるのかと見てみると、
トリチウムの放出量の違への返答は避けているけど、
その他の核種に関してを問題にしているだけ。
更に言うと、通常運転で直接核燃料に触れただけの一次冷却水と
メルトダウンして容器から漏れ地面とかに触れて混ざった汚染水では、
処理の難度も違う、除去は不可能だろうと結論付けている。
それに対して、通常の原発でも他の核種は出るが、
放出量は定められた基準値を大幅に下回っている。
としているが、これが中国の言いがかりの内容。
まあ、トリチウムより遥かに有害な他の核種をIAEAが見落とす事も無いと思うが。
本当にやるべき対応とは?風評を恐れない反論!
こういった事を踏まえて、日本側が本来示さなければいけないのは
どういった内容だろう?
先ず中国の指摘している、メルトダウンで発生している核種と通常運転で、
出る核種に違いが有るのか無いのかを明確にする事。
現在稼働中の通常原発で排出されるトリチウム以外の核種がどの様な物が有り、
どの程度除去して放出しているのかを明確にする事。
一次冷却水と2次冷却水での核種がどう違って来るのかという事を明確にする事。
そして通常原発と福島処理水で基準値を下回っているとしても核種の違いが有るのか?
それをどの程度の濃度で放出しているのか?
(これについては、政府は言わないけど東電の関連ページでは基準値以下の核種の
存在とその放出についても明記されている。)
上記を明確に示した上で中国側の排出に関して核種濃度を明確に提示させる事を求める事が一番では無いのかな?
しかしこれは反面で現在稼働中の原発周辺の風評被害まで起こしかねない。
なので、国内だけでも政府の意向を正確伝える必要があるのではないかな?
これは中国側の指摘とは関係ないのだけど一次冷却水ってどの様に処理されているのだろう?
結構時間をかけて検索とかしてみたけど、
上記の中国への反論材料も含めほとんど該当する物は見つける事が出来なかった。
国民への報じ方への疑問?
この処理水排出の問題はなにも最近になって勃発したわけでは無く、
5年以上前から話題には上っていたと記憶している。
だが自分にとっては、トリチウムというワードを聞いたのはここ2年位の事か?
それが無害で有る事を知ったのはそれから半年位後だと思う。
こんな感じなのは自分から見れば政府や東電が効果の有る周知を出来ていなかった
事が大きかったのでは無いかなと思う。
それは告知の仕方の問題が大きいと思う。
公式記者会見での発表のその後の広報はほとんどマスコミ任せ。
そのマスコミがきちんと報じてくれているかと言えばノーですよね。
炎上して注目集める為に偏向しか考えていない連中がまともに報じるとは思えない。
政府広告の復活を!
これは少し話がそれるのですが、
「クナシリ」「エトロフ」「ハボマイ」「シコタン」
北方領土の事だと言うのは解りますよね。
アラウンド還暦の私の世代ではほとんどの人が口に出してこの名前を言えるはずです。
漢字では書けないですし、歯舞が群島で小さな島の集まりで有ったのは40代になってから。
学校の授業で教えられた事も無い(多分?真面目に聞いて無かっただけかもw)です。
では何故皆言えると言い切れるかと言えば、子供の頃嫌というほど聞かされていたからです。
私たちの子供時代は情報源はテレビ、ラジオのみ。大人が読む新聞は子供には無縁の存在。
ほとんどの子供が「テレビっ子」と呼ばれていた時代。今は完全に死語となってますが。
毎日、人気の番組を見ていないと翌日学校での話題についていけなくて見るのが義務化してました。
このテレビのCMに少し暗めの男性の声で北方4島の返還をという内容が4島の名前と共に
流れていたのです。
それも子供にとってはちょっと怖めの衝撃的な話し方だったので今でも記憶に残っているのかも知れませんね。
この北方領土問題の広報は政府広告で行われていたのだと思います。
これも40代になって知ったのですが、竹島問題も有ったのですがこれについては全く当時も知らせれて居ませんでした。
これは東西冷戦時代に有って、敵国扱いであるソ連に対してははっきり言えたけど、朝鮮戦争後、北に連携の弱みを見せたくない
日米としては、竹島を国民に問題提起して韓国と関係悪化したくないといった配慮が重いっ切り現れて居たと思います。
この北方領土の政府広告も有る時からぱたりと無くなりました(ソ連崩壊後かも?)ので、この4島の名前を植えこまれている世代もあまり広範囲では無いと思われます。
しかし、今国会議員をやられている先生方はぴったり当てはまる世代だと思います。
何故こんな話題に触れたかと言うと、この時の政府CMってマスコミ報道に頼らず自信で広告宣伝費を使って発して居たのだと思います。
その背景には、今と同じでマスコミ報道には頼れないから、自費で報じる必要性が有っての事だと。
今の政治家世代が政府広告でマスコミ抜きでも告知しないと、と考える人は居ないのかな?
というのがこの政府広告の効果を実感している世代として、同世代の政治家が全くこれを使おうとしないのが理解出来ない。
コロナ禍で企業広告が激減した中で、特に開催が問題視されたオリンピック期間はあのトヨタですらCM枠を放棄しサポート選手の応援CMを取りやめたと聞く。
その時の空白を埋めたのはAC広告。
あまりに同じ内容ばかりで見飽きたといった意見も多かった。
東日本震災直後も、こんな時に不謹慎とスポンサー企業がCM枠の辞退が重なり同じ様なAC広告だらけだったのを思い出す。
70年代当時の政府広告がここまでのレベルだったのかは定かでは無いけど耳タコ状態だったのは確かなのです。
そこに費用をかけて今までやってこなかったのか?
マスコミが切り取ってばかりできちんと報じない、偏向報道しているというのは解るけど、
それをしょうがないと諦めていない?
ならなんで自力で報じようとしないのか?
今の時代テレビ、ラジオ、新聞だけでは無くネット分野でも多くの広報手段は有ると思う。
そして、それをする事は実は偏向報道の抑止効果も有るという事に気付いて欲しい。
CMを流さない某局を覗き、基本的に報道機関で有ってもスポンサー収入は無視できない。
スポンサー企業が問題になった時、他と比べて報道ですら避難を避けるといった忖度は普通に存在する。
政府広告においても同じだと思う。スポンサーの政府の意図をきちんと伝えなければ、
収入を得られないとなったら今までの様に炎上目的の偏った報じ方は出来なくなるのでは?
当然偏り過ぎた番組枠に広告入れても効果は薄いからそういった選択となるのは広告主としても当然の選択。
部数減少、視聴率だけ騒いで居られないその分母で有る視聴者数の減少。
こういった中での大きな収入源となり得る政府広告って実はそれ程小さな存在では無いのかも知れない。
比較にならないかも知れないけど、1キロの海底トンネル掘るより広告に使った方がよっぽど風評対策効果は有ったのでは無いかな?
位にも思えるけど。