JJです。


重い心臓病を患い、ドイツで心臓移植を受けた熊本の美紗都ちゃん(14歳)が、無事帰国したという嬉しいニュースをご紹介しました。


今なら以下でRKK熊本放送のニュース動画を見ることができます!

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そして、帰国翌日の2/7、入院先の熊本赤十字病院で、美紗都ちゃんが会見を行ったという記事を読みました。


会見では、募金を含め、協力して下さった皆さんへのお礼の他に


(日本では子どもへの心臓移植が進んでおらず)、「日本でも心臓移植ができるようになればいい」と話した。とのこと。


さらに、


ドイツのように(体内に埋め込む)小さい人工心臓がもっと使えるようになってほしい」とも訴えた。とのこと


日本では2010年7月の改正臓器移植法施行で、15歳未満の脳死者からの臓器提供が可能になったが、移植(心臓を含む)が実現したのはわずか1例。


子どもへの心臓移植は、いまだ海外に依存しているのが現状。。。


2009年、美紗都ちゃんと同じドイツで、心臓移植を受けた敬助さん。


ご自身の経験を通じて、日本の移植の現状を訴え、活動されています。


そして、帰国間もない美紗都ちゃんも、しっかり、日本の現状を訴えかけている。。。


そんなお二人の言葉と想いは、きっと、みんなの心に広がっていく!


そう思います。


以前も書きましたが、大ヒットドラマ「JIN」が描いていたように、幕末では、血は汚れの象徴で、他人の血を受け入れるなんて、一般感覚では、とんでもない!ことだったとのこと。


それが、いまでは、ごく普通の医療行為として、「輸血」が行われています。


「輸血」も、ある意味、臓器移植のひとつ。


意識は、時代によって、変わります!


美紗都ちゃん、敬助さん


奇跡の本人たちが、語り、訴えることで、きっと時代の流れも、速くなるはず!


同じ心臓病を患う者として、お二人を、応援していきたいと思います。



****以下、kumanichi.com 熊本のニュースより抜粋****


「日本でも移植できればいい」 美紗都さん会見

2012年02月07日


昨年9月にドイツで心臓移植手術を受け、6日帰国した熊本市の長嶺中2年、田中美紗都さん(14)が7日、熊本赤十字病院(同市)で会見。日本では子どもへの心臓移植が進んでおらず、「日本でも心臓移植ができるようになればいい」と話した。


緊張した面持ちでマイクに向かった美紗都さん。深呼吸をした後、付けていたマスクを外し、「みなさまのおかげで帰国することができました。ありがとうございました」と笑顔で話した。


同席し、渡航前から美紗都さんの治療にかかわってきた北関東循環器病院(群馬県)院長の南和友医師は「心臓移植ができる環境作りを整えないと、これからも渡航しての移植を繰り返すことになる」と指摘した。

日本では2010年7月の改正臓器移植法施行で、15歳未満の脳死者からの臓器提供が可能になったが、移植(心臓を含む)が実現したのはわずか1例。子どもへの心臓移植は海外に依存し、肝臓や腎臓は家族からの生体移植に頼っている。

美紗都さんは、「ドイツのように(体内に埋め込む)小さい人工心臓がもっと使えるようになってほしい」とも訴えた。(東寛明)