JJです。
<拡張型心筋症 経緯21>
21.助けられた後輩の訪問 2008年10月05日の話”
病気のことを知って、動揺し、妻を電話で呼びだした直後、再びパソコンの前に座って、病気についての検索を続けました。
再び吐き気が突きあげる中、粘って粘って続けていると、チラッと希望が見えてきました。
5年で54%という数字は旧いデータで、最近では5年で76%とよくなってきているとのこと。
もっとないのか?もっと!10年後の生存率 最新データはないのか?
必死で・・・・祈るような気持ちで・・・・・探し続けました。
そんなとき、偶然にも職場の後輩がお見舞いに来てくれたんです。
でも、タイミングは最悪。動揺しまくりのこの状態で、どう接したら・・・・
結局、自分を飾ることは無理でした。
元々、素のままでしか生きることができない不器用者ですが、後輩の前で、必死で笑顔だけは作りながら、結局、全て本当のことを、いまの素の自分を話しました。
・ついさっき、病気が深刻なこと知ってしまったこと
・原因不明で、予後が深刻。10年前までは、5年後の生存率54%だったこと
・でも、最新のデータでは、5年後の生存率が76%に改善されつつあるらしいこと
・みっともないぐらい、今、動揺していること
後輩は、笑って、
「大丈夫ですよ!もしかしたら、今日、世界のどこかで、原因が発見されているかもしれません。そして、治療法がすぐに確立されるかもしれないじゃないですか!大丈夫ですよ。心配することないですって!」
そう、言ってくれました。
ありがたかった!後輩の慰め・・・いや! 励ましの言葉も助かったけれど、妻との対面の前に、人と話すことで、自分を落ち着かせることができた。
これは、幸運だった。自分を整理する時間を持つことができた。
今でも、後輩には感謝している。
(つづく)