JJです。


<拡張型心筋症 経緯4>


4.喘息発作メカニズム 2008年5月の話


2008年5月12日早朝 夜中に咳が止まらなくなり、明け方午前3:30、救急病院へ到着しました。実のところ、到着するころには、咳は少し治まりはじめていたんですが、事前に電話しましたし、人生初めての喘息発作でしたので、診てもらうことにしました。


今でこそ、拡張型心筋症による心臓肥大の結果、就寝時に喘息症状(呼吸障害)がでると知っていますが、当時は、咳の原因が、心臓だなんて、イメージ的にかけ離れていて、夢にも思っていませんでした。


メカニズムは以下です!


寝る前、つまり体を起こした状態では、血液の一部は重力に引かれて下半身に集まっています。体を横にすると、その下半身の血が、上半身に集まってくるんだそうです。


心臓のポンプ機能が弱っているところに、上半身に血液が集まってくるのですから、心臓が扱う血の量が増えて、心臓の負荷が高くなります。結果、細部まで血液を送れなくなります。


また、上半身に血液が集まってきますので、ただでさえ肥大して窮屈になっている心臓の周りが、もっと窮屈になるわけです。これも心臓の負担を大きくするそうです。その結果、寝ると(体を横にすると)、喘息症状(呼吸障害)が発生する。


就寝中、咳が続いて苦しくなった私は、起きあがり、洗面台でずっと立っていました。


ということは、体を起こしているわけですから、血液が重力に引かれ、再び下半身に戻っていったんでしょう。


だから、救急病院に到着する頃には、喘息症状(呼吸障害)は、治まりつつあった。


なるほど、話があいます。


しかし、当時は、心臓が悪いなんて夢にも思っていませんでした。


(心電図異常という2回も兆しがあったのにも関わらずです。なんて、鈍感だったんでしょう。でも、咳が止まらないのが、心臓が原因だなんて、思い及ばなかったんです。)


2月から吸い始めたたばこが原因の喘息症状だろうと、自分で思っていました。


しかし、吸い始めて2~3カ月程度で、こんなに息ができなくなるほど、呼吸障害が発生するだろうか?果たして、肺ガンになってしまったのだろうか?と怖れていました。