いつのま英会話(31)
はじめの一歩から、44歩目。
はじめての台湾編(2)です。
アメリカ出張の後、アンドリューさんやアンさんとの交流もあり、(アンドリューさんとは、ほとんど交流してませんが・・・w。)、対外国人へのコンプレックスというか、おびえみたいなのは、ほとんど解消されつつあった、入社4年目の春。
2回目の海外出張を命じられました。行き先は台湾です。
台湾の軍の施設内にあるコンピュータ設備に当方の製品が使えるのか、接続テストを行うのが、私の仕事でした。
「JJ君、もう一回海外出張経験しているんだから、今回は一人で大丈夫だよね?」例のにこやかな笑顔の上司が、プレッシャーをかけてきますw。
「はい、大丈夫です。いけます。」
まぁ、自分も負けず嫌いですから、無理ですなんて、言えませんw。
ま、一人といっても技術担当が、私一人というだけで、国際営業部の先輩1名と現地コーディネータ1名の計3名だったので、なんとかなるさ、という感じでした。
あっという間に、出張日程が決まりました。
当初、何もハンドキャリーしない予定だったんですが、万一のことを考えて、予備の機器を持っていくべきではないか?そう、にこやか上司が言い出して、結局予備の装置をかばんに詰め込んでいざ、出発です。
空港で国際営業の先輩と待ち合わせして(この時初対面)、いざ、台湾へ。
空港で、入国チェックをノーチェックでパスして、スムーズにホテルにチェックイン。
ホテルは、「Hotel Royal Taipei:老爺大酒店」。
そこで、荷物の整理しているときに、かばんから予備の機器を取り出す私を見て、先輩の目の色が変わりました。
「JJ!、それを日本からハンドキャリーしてきたのか?
かばんの中に入れて?通関手続きもせずに?」
私は、きょとんとしながら「はい。」と答えると
「お前、運がよかったぞ。数ヶ月前までは、外国人入国の際は、荷物を開けさせられて、かなり入念にチェックされていたんだ。もし、通関書類のない、怪しげな装置もっていたのがばれたら、少なくとも数日間は、身柄を拘束された違いない。」とのこと。
えぇ?そんなに、危ない橋を渡っていたの?俺!
そう、戒厳令を徐々に解除していった台湾政府は、4年目になってやっと空港の入国チェックを緩和したというわけでした。
無知というのは、怖いものです。それが外国ならなおのことです。
にこやか上司は、危ないのを知っていて私をわざと?・・・・
まぁ、そんな危ない橋を渡りつつも、仕事自身はスムーズに進みました。
仕事については、
お話できないことも多いのですが、問題にならない程度に書いてみます。
それでは、また、次回!