雪の中







真っ白に囲まれ、幾千もの氷った光に包まれる







寒いはずなのに、暖かい







だれも、いないはずなのに、何かいる







浮き上がって、ただ一人、幾千もの何かに出会っている







なにもかもの、はじまりの中を飛んでいるよ







しんしんと
着いたよ








「真っ暗だね…」







ここなら、空と海と山だけだからよくみえるはず…






二人は寄り添う







もうすぐだよ…







願い事しよう…







「うん…」







うっすらと、クリーム色の光のベールが、全てを包んでいく…
パンチ!







「この寒いのになんで小舟に…」






夜のうちから引っ張り回れないし…速くいかなきゃ…フワ抱いてたら少しは暖かいだろ?





「初日の出だったら、もっと近くでいいのに、ねぇ、フワ、引っ掻いちゃえ!」






あせるいて






海風に激しく吹かれ、荒れた波






僕が訓練していたホームが見えてきた。