日本とミャンマーで起業!

日本とミャンマーで起業!

マレーシア駐在を経て、2014年4月に退職して日本とミャンマーで起業。
ヤンゴンに常駐してミャンマー人とともに、多言語翻訳・DTP・印刷関連業をやってます。仕事や日常のことを綴ります。

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恐ろしくひさしぶりの更新です。
何とかやっております。潰れておりません。
むしろ前向きに進んでおりまして、間もなく念願のミャンマー現地法人が登記されます。

それよりも、久しぶりにブログ書こう!と突き動かしたのは、今日あったエピソードです。

弊社ミャンマーオフィスも今では、社員・アルバイトを合わせて10名ほどの所帯となっています。
そのミャンマー人社員の中でも社歴が長く、中心的存在である2名の女子社員がおります。
将来はこの二人に任せたいな、という幹部候補です。
私も一番信頼を寄せてます。

そのうちの一人から、昨日突然「退職します」メールが届き、度肝を抜かれました。

メールによると、家庭の事情で急きょ、地元へ帰らなければならなくなったため、退職させてください、ということ。
とにもかくにもメールではらちがあかないので、今日オフィスに来てもらい面談をしました。

会って話そうと思ったとたん、彼女は初めからいきなり泣き出してしまいました。

「実は、ヤンゴンにいると彼氏の存在が心配だから、両親が戻ってこいと命令しますので、地元に戻らなければいけません。残念ですが従わないといけません。
この仕事と会社が好きでずっと続けたいのに」


彼女の退職はかなりの痛手ですが、それよりも、ものすご~~く嬉しくて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

会社を辞めたくない、一緒にみんなと働いていたい。でも自分の意思に反して、退職しなければいけない。
その思いが、言葉ももちろんですが、その涙から痛いほど伝わってきたんです。

彼女は地方出身で、ヤンゴンでは寮で暮らしてます。彼氏がいるのですが、
以前から両親に反対をされていた様子。
「仕事が1番、彼氏は二の次です!」と公言してきた彼女。


私もいつの日かまた一緒に働けることを切望しています。
「両親の許しが出たら、また戻ってきて一緒に働こう。」
「いいんですか?」
「もちろん。いつでも戻っておいで」
するとまた彼女から涙がぽろぽろ。
私も思わず目頭が熱くなりもらい泣きしそうに。さすがに照れくさいので話題を変えて最後の給料の支払をしました。

余談ですが、ミャンマーではまだまだ両親が絶対で、命令には逆らえないようです。
特に地方の子たちにその傾向が強いようです。
日本では考えられないような理由ですが。

いっそ、彼女の実家まで行って、親を説得しようかともひそかに考えています。