週刊ダイヤモンドでたびたびコラムにされてる税理士試験の院免。

少し前になりますが、、12月7日版では「新王道」なんていう見出しが。



















れっきとして認められた免除制度ですが、

抜け道的な印象を与え続けている制度。


そして、原則である5科目合格者よりも、免除合格者のほうが多くなっている実態。




自分が免除制度で税理士になっているから感じるのかもしれませんが、なんか「新王道」という表現がひっかかるんですよね。。





税理士を目指す人って、だいたいは大原やTACなどの資格試験学校パンフレットを見て、関連する書籍やセミナーで憧れを抱き、、という感じかなと。
最初から免除で行こう、という人も最近は増えているのかもしれませんが、まずは簿財をとって、そして税法3科目とって、官報合格、というのを当たり前に目指します。


ただ、いかんせん、(もちろん人によりますが)5科目合格は時間がかかる。最終的に5科目合格できない可能性もある。

大学院も皆が入れるわけではないし、とにかくお金がかかる。ただ、ほぼ確実に2年で2科目分免除。


結局は、官報合格を目指していたが、様々な事情から、院免にスイッチした、という方が多いから、抜け道的な、「新ルート」みたいな印象がぬぐえないんですよね。

5科目合格者からしたら、王道はあくまで官報合格でしょう。でも実態は免除者も多くいるわけで、それが新王道か?というと、私はどちらも表現は適切ではないかなと。王道だ新王道だということではなく、どちらも税理士法で定められた制度であり、選択肢なわけで。
そのあたりを、税理士を目指す初期の段階から意識できる環境になるといいなと思ってます。資格学校で勉強してると、毎年毎年の試験のことに必死になりがちなので。。



まあとにかく、資格試験は取得してからがスタート。取得の過程を気にされるのは税理士や弁護士など一部資格に限られると思いますが、そんなのは気にせず、


どうすれば自分は無理なくスタート地点につけるのか、それが最も早いのか、最も効率的なのか、最もコスパがいいのか、それらの選択は自らの状況次第なので、いろんな情報に踊らされず信念もって突き進んでもらいたいなと感じます。



それにしてもこういった特集があると見てしまいますね。たびたびこういう特集が組まれるのは売れやすいからなんですかね。