とある日、習い事に送っている車内で長男がポツリと言った。
IQテストを受けてみたい。
ピンと来た。彼の言うIQテストは単に成績が良好だから、という理由だけではないことを。
それって発達障害のグレーゾーンとかも含まれるやつのこと?と私が言うと、そうと言った。
ついに来たか。と言うか彼なりに気付き出していたようだ。
自分なりに考え、悩みぬき、ネット上で神経科などでの検査があることを知ったらしい。
成績優秀、暴力を振るうとかではないものの友人関係がどうも上手くいかない。
どうしても言葉尻が強めな子のターゲットとなりやすい。そんな出来事がつい先月あってからの展開だった。
彼の好きなご飯やデザートを作ってあげたり、たまの買い物で新しい服を新調してあげると、
「美味しかった」「ありがと。」と思春期ながらに言葉少なに感謝を述べてくれるこんな素直で優しい息子に、なぜ暴言をぶつけられなくてはならないのか。
もう耐えられなかった。
それからはすぐに近くの病院を探し、とんとん拍子に予約が出来た。
病院との約束で内容は載せれないものの、
長時間のテストをやり切った。
私は同じ空間の少し離れたところで背を向けて待機していたが、たまに聞こえてくる返答具合からしてもかなり早い。頭の回転が早いのは見受けられた。
私自身、息子を育てている中で違和感を感じていたのは未就園児の時期だった。
明るく天真爛漫なものの、児童館などでいざ同い年の子を目の前にすると引っ込み思案を発動していた。
だが、心を許すとおちゃらけて周りを楽しませていた。幼稚園では仲の良いお友達が出来、プライベートでも遊ぶ友達が出来、安心していた。
小学校に上がると友人を自宅に呼んで遊ぶことも出てきたため、より一層安心した。
自閉症ではなかったか、と。
友人たちとのやりとりを見ていても、みんなでテレビゲームをしたり、輪の中に入って会話のキャッチボールも出来ていた。
だかやはり、まれにいるやんちゃなタイプの多学年と公園で鉢合わせてしまうとどうも調子が狂っていたようだ。黙って帰ってくることもあった。
波風を立てたくない子。そう私も思っていた。