帆前掛けのことです。

私たちの年代でしたら、この字を見てすぐにわかると思います。

地の厚い前掛けで、水仕事や重い物を持つ仕事の方たちに愛用されてます。


最近、見かけなくなりましたよね。


それもそのはずか・・・。


商店街の魚屋さんとかお酒屋さんとかで見かけたんです。

今は、そういったお店がそもそも少なくなってきました。


でも、なんで‘ほまえかけ’かって?


昨日、友人から、急な頼まれごとで、お店の棚卸を手伝ってきました。

呉服店ということで洋品類がメインですが、なんせ田舎ですので、その他もろもろの生活必需品が揃ってる、百貨店と言っても良いほどの品揃えでした。田舎もばかにできません。そこいらのスーパーには置いてないものがたくさんありました。


‘帆前掛け’もありました。


ですが、この商品の名前がわからず、「えっと~、この商品、何て言うんだっけ?」っとなったわけです。

友人もど忘れしたのか言葉が出て来なくて。


そこで、お店のご主人に聞きましたところ‘ほまえかけ’とわかったのでした。


そんな前掛けひとつをとっても、すごく種類が豊富で、生地も薄いのから厚いもの、デニムありコーデュロイあり、それがまたそれぞれに、割烹着、サロン前掛け、ギャルソン風と形が違ってあり、はたまた袖なし割烹着とか、ちょっとおもしろいものもあったりしました。


そうそう、七分袖ベストというのがありました。

私が記録係だったので、思わず「何それ?」

友人が、商品を見せてくれたのですが、商品のタグに間違いなく七分袖ベストと書いてありました。

ベストなんでしょうね。カーディガンではなく。

七分袖カーディガンというのもあります。

きっと、身頃のゆったり加減が違ってて、ベストの形に七分袖をつけたということなんだと勝手に解釈しました。


まぁ、そういうわけでして、昨日は楽しく仕事をさせていただき、バイト料はもちろん、お昼も御馳走になって、お茶の時間もあって、友人の送り迎えつきという、なんとも申し訳ないようなアルバイトをしてきました。

感謝、感謝です。