今朝の新聞の一面に載ってた記事から。
長妻厚生労働相に対して、同省の職員たちが「おごりを感じる」とアンケートで答えたそうだ。
その数、48%に上がった。
一方、「厚生労働行政に対する想いやビジョンが伝わってくる」は14,5%
「速やかに相談できる」は1,2%
そうでしょうね・・・。納得です。あれだけ、キャリア組と闘う姿勢を見せていた長妻さんですから、この結果を、ある意味、大臣にとっては勲章だという気がしました。
と、私的には思ったのですが、以下、ちょっと感じたことを。
そもそも、このアンケートは、長妻大臣が設置した「若手プロジェクトチーム」が、職員の意識調査をしたものです。無記名でやったそうですが、3200人に実施して、750人回答という。
この時点で既にアンケート回収率が23,4%
そして、今朝のニュースで、この話題が早速取り上げられていて、あるコメンテーターが、さも、大臣たちがいかにもそうであるかのような発言をしており、あげくに、大臣を全然信用してないですから、とのたまう人がいました。
驚きました。こういう人がいるんですね。
それこそ、さも、自分が何さまなのか、公共の電波を使って、多分ろくに知りもしない人に対して、それも、「大臣を全く信用してない」とはひどすぎる発言だと思うのですが。
私も、長妻大臣のことはわかりませんが、でも、大臣になって、あれだけ厚生労働省を改革しようと熱意を持ってらっしゃるのは確かだと思ってますので、そのやり方と、そのスピード感とか、思った以上の成果をあげてないのも確かなのかもしれません。
しかし、一生懸命やってると思うのです。
成果があがらなくて文句が出るのは仕方ないし理解もしますが、でも、テレビに出てくる、いわゆる識者が、公然と、茶飲み話程度の会話のように「大臣を信用してないから」の発言は、子供が聞いたらどう思うのかと、私なんかは思ってしまいます。
誰がやっても、今のこの日本の状況は大変だと思うのです。
長年のシステムが疲弊してきて、うまく方向変換できない状況ですから。
意見を言うのは自由です。
でも、もっと、建設的な意見を、マスコミもとりあげるべきです。
テレビに出る人たちは、ただ面白おかしく言ってればよいのではダメなんです。
政治家も、与党、野党のメンツだけにとらわれず、枠組みを超えて、この日本の将来を考えなければ、ほんとに手遅れになる時期に来てると思います。
それには、マスコミの役割も重要です。
政治家を罵倒するだけでは、日本はよくなりません。
そんなことを言うんでしたら、自分でまず何かしら提言してからにしてほしい。
マスコミが、この人は信用ならない、この人は凄い、というだけど、国民はそういうイメージをもってしまうということを忘れないでほしいです。
自分の発言には責任を持って、信念を持って、しっかりした意見を持って、それから発言してほしい。
コメンテーターという人には、そのぐらいの根性を見せてほしいです。
普天間問題も同じです。
政府を非難するだけで。
じゃぁ、どうしたらよいのか・・・みんなで真剣に考えなきゃならないと思うのです。