この映画を、久しぶりに観ました。
とってもいいんですよ~。
カントリー歌手ロレッタ・リンの伝記映画。
現在も現役で歌ってるようです。
主演をシシー・スペイセクが演じ、彼女の夫役がトミー・リー・ジョーンズ。
ロレッタはケンタッキーの炭坑労働者の家に生まれ、14歳になる前に結婚して家を出ます。
子供が4人生まれて、生活に追われる毎日、彼女の楽しみは歌でした。
夫のすすめで人前で歌い、自費でレコードを作ってラジオ局に売り込む。
歌がうまかったのでしょうね。
あれよあれよという間に売れっ子になっていったよう。
スターになることで、ロレッタが精神的にまいった時期はあるようだけど、でも、ダンナさんの愛情に支えられ歌い続けてる。
そんな映画です。
若くして結婚すると言った時の、駅のホームでロレッタを見送る時の、父親の表情が何ともよくてウルウル。
あの父親の愛情があったので、あれだけ年の離れた男性との結婚に踏み切れたのかも。そんな気がした。
炭坑町で生まれ育った、世間をなにも知らない娘が、結婚して子供を産んでから、大歌手になった。
日本の歌手とは大違い。日本じゃ、そうはいかないだろ。
その点だけをとっても、心温まる話だ。
歌がうまければ、歌がよければ、世間で認められる。
それでなくっちゃと思う。
シシーは、この作品でオスカーを受賞してる。
劇中の歌声もシシー本人。
彼女も歌がうまいんです。
お薦めしますよ~。