やりたい事があって、
やめとけと言われて、
それでもやりたいから機を待ってた事は、
大概他のところで、
売れっ子がやってしまう。

そして僕は、
やれることがなくなっていく。

やらなかったのは僕だから、
誰かのせいにするわけではない。
それでも、
悔しいのだ。


それはまだ仕方ないで良いんだが、
時々、
既にやってきた事さえも、
売れっ子がやれば、
こちらの過去は消されてしまう。
そして、
いつの間にか、
こちらが盗んだと言われてしまう。

支持者がいなければ、
僕らは、僕は、
何もやっていない、
いないものになってしまう。


ああ、また、ひとつ。
消えていく。知られずに。