言葉は意思の伝達に使われる為に、
あちこちの場所で開発されて、
進化退化して、
今我々が使ってる様なモノになったと思う。

伝達の為のものなんだから、
本来は、
発信者と受信者が意思の共有を、
できるだけ100パーセントに近く出来るのが、
正当な使い方だろうとも思う。

でも、
それは無理だ。
おそらく、
発信者でさえも、
自分の本当の意思が
100パーセントわかってるわけじゃない。
だいたいこんな事、
ってのを出すしかないのだ。

だから、
言葉のあや、とかもあるし、
誤解とかも無くならない。

僕らは歌ったりして、
時に喋ったりして、
自分の主義や意見を広めたり、
その時言いたいことを出したりしてる。
けど、
そんなだから、
受け取り手次第では、
全く違う意味を持ってしまう事もある。
真逆になったりもする。


だから、
僕は面白い。

大変な事もあるし、
伝わらなくてもどかしいとか、
謂れの無い悪意をぶつけられる事もあるけど、
それでも、
面白いところがある。

僕の発する言葉は、時々、
どっちにも取れる様なモノだと思う。
歌詞は特にそうだろうし、
あえてそうしてる時も多い。
だから、
伝わらない事も多いけれど、
全く違う解釈で伝わる事もあって、

それはつまり、
受けてくれた人の今の状況にも、
左右されるんじゃないかと感じてる。
それが、
僕には面白いし、
楽しい。


や、
嫌な気にさせてしまっていたら、
これは申し訳ないんだけど、
それさえも、
僕は嫌な気にさせたいわけではない時も多い。
ならば、
その人の中では、
多分今の僕は嫌な気にさせる為に現れた人、
って属性なんだろう。


相手の中には、
僕ではない僕がいる。
そこが面白いんだよね。