あちらこちら、
と言っても一度しか行ってないところも多いし、
最近では更に絞られてるけれど、
それでも幾つかの場所で、
色んな人と顔合わせてきた。

色んな意見も聞いたり聴いたりした。

そうやって「僕」や「JJ」や
「JUSTSIZE JUSTICE」は、
今の、と言うか、
今日のこの瞬間の姿になってる。

歌い始めた頃は、
全部が新鮮で、ただ楽しくて嬉しくて。
少し経った頃、
反対意見も多く受けた。
これは、今となったらアドバイスだったものも多くて、
でも、当時の僕は受け入れる器が出来てなかった。
だから、突っぱねてた事が多い。
ぶつかって、ぶつかって、
言い合いや、決別もあって、
段々と自分と周りの間に橋が出来て。

苦言や意見のありがたみも少しわかった気がする。

敵意があって言われてるのと、
そうでないものは、
今も両方あるけれど、
その辺は自分で一度受けて考えて選ぶ様に意識してる。
敵意の中にも使える部分はあったりするし、
愛情も全てが今必要とは限らない。
どこを使うか選ぶ。

「僕」と「JUSTSIZE JUSTICE」と「JJ」は、
重なってるけど違う。
それぞれ同時に在るけれど、
その時毎に主体が違う。
考え方も振る舞いも違う。
自分の中でね。


ふと、思い返してみると、
あれこれ考えたり迷ったりしながら来たけれど、
初めから持ってた一番の肝は、
「このままで良い」と考えた事は、
一度も無い。

それは、立場や地位とかじゃなく、
自分の技術や能力の事。
このままで良い、とは考えた事がない。


ライブをビデオで撮って、見返す。
音もあとで聴き直す。
時には周りの人にも意見聴きに行く。
レコーディングも、
時にはワンフレーズだけに何時間もかかるし。

自分に不足してる部分を探す。
良いところなんて周りが決めてくれたら良い。
自分では悪いところを知らなければ、
改善出来ない。

勿論、褒めてもらえた時は、
心底嬉しい。
生きていてよかったと思う。
で、同時に、
「気を抜くな」と自戒する。


現状維持を合格点にすると、
絶対に悪くしかならない。
コレは、色んな人を観てきて確信している。
満足は、受け取ってくれる人達がするもので、
作り手がするものではない。
更に!更に!と意識して、
身体も心も回転させて、
ようやくそれで、現状を維持できる。
もっと登りたいなら、
上乗せで何かしなくては。
時には間違うこともある。
一時的に落ちることもある。
でも、
やらなければどの道落ちていく。



常に飢餓状態。
このままでは駄目だ。
もっと「JUSTSIZE JUSTICE」を追い込まなくては。