得て不得手は誰にもあると思う。

僕は、
よほどの必要に迫られなければ、
苦手な事なんかしなくて良いと考えてる。

苦手って言うのは、
嫌いとは全然違う。
嫌いは、勝手な好みの話であって、
やってできない事じゃない。
でも、苦手は、ダメ、苦手なんだから。
たまに、好きなのに苦手ってのもあるんだから。


歌うたいに行くと、
結構、苦手なんだと言いながら演奏する人がいる。
苦手な事なんかやんなくて良いだろうと思う。
やめろって事ではなくて、
苦手な事に無理やり挑んで、
精神すり減らしたり、
果ては嫌いになってしまうくらいなら、
得意な事を楽しそうにやったほうが、
見てる方も楽しいんじゃないかと思うんだよね。

僕も、弾き語りは苦手だとか、
緊張するとか、言ってた時期があったけれど、
これ、ただの言い訳なんだよね。
上手くできない言い訳なんか聴きに、
ホールの人達は来ていないんだと考えるようになって、
できるだけ言わないように気をつけました。


僕は、
自分の楽器は歌のガイド位弾ければ良い、
くらいに考えてるから、
今は弾き語りでも別に気持ち変わる事なくやってる。
凄いテクニックなんか望まれてるわけじゃないと思うし。

しゃべりは得意じゃないから、
あんまり沢山MCは入れない。
一度あれば充分だし、
なんなら無くても良いくらい。
噺家ではないからさ、
曲、聴いてほしいんだよね。
もしか気になってくれたのなら、
ホールに行ってからとか、
後々メールとかSNSで繋がれば良いんじゃないかな。
回りもしないMC聴いても、
面白くないでしょう?


30分が平均的な1ステージとして、
その中で、できるだけJJを知ってもらいたいから、
苦手な事にビクビクしてる暇はないんだよね。


上手じゃなかったとしても、
やりたい事を楽しんで、
本気で取り組んでる人のステージや作品、
生き方は、
年齢や経験なんか関係無く刺激的だと思う。
得意な事や、
見せたい事を見せてほしい。