元・稼ぐバケツ屋の、今の生き方

元・稼ぐバケツ屋の、今の生き方

がむしゃらに稼いだ20代、仕組み化と精神性を学んだ30代。今は“足るを知る”暮らしを実践中。行動と思考のヒントを綴ります。

 

 

昔の自分にとって、「暮らし」なんて言葉は存在してなかった。
毎日仕事して、稼いで、問題が起きたらなんとか乗り切って…

そんな“こなす毎日”の中で生きていたと思う。

 

 

でも、今は少し違う。仕事が嫌になったわけじゃない。

むしろ、やるべきことはちゃんとやる。でもその上で、

“心が整う時間”を持つことの大切さを感じるようになった。

 

 

きっかけは、野菜作りだった。

最初は軽い気持ちだった。畑を耕して、土に触れて、

なんとなくやってみようかってくらい。でも、やってみたら分かる。

 

 

土に触れると頭の中が静かになる。雑草を抜いて、肥料を混ぜて、

水をやる。それだけの作業が、何より落ち着く。

 

 

 

野菜は素直だ。

水をあげれば応えてくれる。日が当たればちゃんと伸びる。

手を抜けば育たないし、焦ってもすぐに成長はしない。

でも、きちんと向き合えば、ちゃんと育つ。

 

 

人間関係はそう簡単にはいかない。

気を使っても裏目に出ることもあるし、頑張っても届かないこともある。

だからこそ余計に、野菜の素直さに救われる時がある。

 

 

今までは「どうにかしなきゃ」「変えなきゃ」と焦って動くことが多かった。

でも野菜を育てていると、整えて“待つ”ことの大切さに気づく。

土を耕すのも、種をまくのも、水をやるのも、自分。

 

 

けど、芽が出るタイミングは野菜の都合。無理やり伸ばすことはできない。

最近は、人との関係も少しずつそう思えるようになってきた。

無理に動かすんじゃなくて、環境を整えて待ってみる。

自分の言葉が響くタイミングまで、急がずに向き合ってみる。

 

 

暮らしの中に“余白”ができてきた。野菜作りはただの趣味じゃない。

自分の心を整える、一つの習慣になっている。

そしてその暮らしは、たぶん、昔の自分には見えていなかった“もう一つの豊かさ”だと思う。