情報は、奪ってくるものではないとしたが、

人材は、探してくるものだと思う。

 

世の中が、大きく変わるとき、チャンスは、

たくさんある。

 

しかし、多くの人が、目利きができない。

 

かつて、松下幸之助さんが、叡智を集めるとした。

人の中には、すばらしい智慧、情報が眠っていて、それを

すくいあげることである。

 

そう聞かされた時は、おめでたい僕は、社内には、何万と社員は

いるのだから、そこから、自然といいアイデア、考えなどが集まってくるのだと

思っていた。

 

昔は、そうだったのかもしれない。

 

しかし、今はそういう求心力は、全然ない。

いまだに、政府など、公の関係者は、公募などして、

優れた企画、アイデアなどを、募集する。

 

長年そんなことばかりやっているが、それで大ヒットしたのを

聞いたことない。

 

アメリカなど、ベンチャーキャピタルが、発達しているが、

審査する人は、目利きの専門家である。

そこに、資金を投資するのだから、よく見渡すことが、できる。

 

そういうのをごちゃ混ぜにして、なんでも政府に頼る体質。

そして、政府と民間の、ハイブリッドになってきたのも、気になるところだ。

 

郵政省の郵便と、クロネコヤマトのメール便の違いを意識したことは

あるだろうか?

 

西宮市では、民間活力を導入といって、民間人に下請けさせていたのを

元に戻す動きもある。

 

市民としては、きちんとやってもらったらいいのだが、実際のところ

ガバナンスが、うまくいってないようだ。

それらの仕事を、市の職員がやるにせよ、民間人がやるにせよ、

混乱期の中、そんな仕事だけではない。

きちんとできなければ、仕事がなくなり、しごとをしてもらうために、

働いている人たちは、とても苦しんでいる。

 

それが、不思議なことに頑張ってやっていたら良いのかというと、

そうではないのだ。

職場によっては、悪しき前例も踏襲しなければいけないところも

あったり、悪しき平等主義もあって、偉そういうものが、通っている職場もある。

 

根底にあるのは、社会不安だろう。

子供も、若者も、中高年も、老人も、明日は、どうなるか?

清々しい明日を、吹き込みたいと願っている。