「流年法=行限看法」の使用法の違いともいえます。
行限看法の基本的な看方は、
目的の宮(本宮)の見方と同様に、三方四正宮(本宮・対宮・三合宮・隣宮)で看ます。
本宮・対宮が、運勢のメインとサブになりますが、
三合宮(15%×30%)・隣宮(双星が挟む場合)も構成要素として影響されます。
命宮=本宮、対宮=遷移宮、三合宮=財帛宮・官禄宮、
隣宮=父母宮・兄弟宮。
【三方四正宮】
命宮が本人自身だとすれば、
対宮は両親・上司。
三合宮は親族。
隣宮は兄弟・友人・同僚。
【行限看法 初級】
大限宮(10年間の大まかな傾向)
→小限宮(1年間の方向性・展開)→太歳宮(1年間の結末・事象)
→流月(旧暦)→流日→流時(2時間単位の傾向)
【大枠的な看方】
・吉星が多い→安定的な運勢傾向。
・凶星が多い→不安定な運勢傾向。
・北斗系=期間の前半に作用。
・南斗系=期間の後半に作用。
・中星系=全期間を通して作用。
【詳細な傾向】
・星&意味が、重複する場合、その意味する事象の傾向が強まる。
・意味が重複しない場合、印象的な事象は少ない。
【流月・流日・流時】
・小限宮・太歳宮が凶となった場合、流月で吉である月(旧暦)を探す。
・流月で凶となった場合、流日で吉の日を探す。
・流日で凶となった場合、吉の時間帯を探す。
※避けるべき凶の年月日は、同じ意味の凶が重複する場合です。
逆に、ここぞという吉の年月日を探す場合は、同じ意味の吉が重複する場合です。
人生を振り返れば分かるとおり、はっきりと吉凶に分別できる年や月は稀なはずです。
その殆どは、吉凶が入り混じっており曖昧ですが、ピンポイントで吉凶が印象的な時期が誰でもあるはずです、紫微斗数占術では、そのピンポイントが重複時として合致しやすいのです。
前提として、大限宮の運命傾向すら命宮の運命傾向の大枠の中にあり、
上級の行限看法では、四化飛星を飛ばしたり、
命宮の主星・助星+流年干・支系の丁級諸星盤など複数の盤を
合わせることで、重複する意味をチョイスして詳細な傾向を判断します。
