●橋下知事、人件費など665億円削減 財政再建案を発表
朝日.com 2008年06月05日19時27分


 大阪府の橋下徹知事は5日、1100億円の財政再建案を発表した。今年度予算で事業費と人件費計665億円の歳出削減に踏み切り、財源不足の185億円は府債発行で補う計画だ。府議会各会派は歳出削減の圧縮を求めており、予算案を審議する7月臨時議会に向け、内容の修正を求めていく構えだ。

 9年連続の赤字決算という全国最悪レベルの財政構造からの脱却をめざす橋下知事は、今年度の財源不足額1080億円を補う収支改善目標を1100億円に設定。一般施策経費と建設事業で320億円、人件費で345億円の計665億円を削減。府有施設の売却などで435億円の歳入を確保するとした。
 一般施策の削減では、主に他府県と比べた助成水準の高さや市町村や民間との適切な役割分担の観点から事業を精査。私学助成に切り込んだほか、建設事業も原則2割削減の目標を打ち出した。職員の人件費は基本給を3年間カットし、削減幅は知事30%、管理職16~12%、非管理職10~4%としている。都道府県で初めて退職手当も部長級以下で5%削る。基本給は都道府県で最下位になる見込みだ。
 大幅な歳出削減にもかかわらず185億円の財源不足が生じるため、退職手当債185億円も発行する。ただ、景気減速のあおりで今年度の法人2税は見込みより300億円以上下回る可能性があり、今後も厳しい財政運営を迫られるのは必至だ。


●橋下知事、市町村への貸付金34億円カット方針
 朝日com 2008年06月05日08時38分


 大阪府の橋下徹知事は、今年度から市町村への施設整備資金貸付金を廃止する方針を決めた。今年度見込まれていた34億円はカットされる。予算編成を終えている市町村の反発は必至だが、橋下知事は来年度以降、市町村の状況に合わせた新制度に改めることで理解を得る構えだ。
 改革プロジェクトチーム(PT)の財政再建案は、市町村への補助金など30項目を見直し、今年度は79億円を削減するとした。うち34億円を占める施設整備資金貸付金は、消防署や上下水道施設などの建設事業費として、府が民間金融機関より低い固定金利で市町村に資金を貸す仕組み。ピーク時には180億円に達したが、ここ数年は35億円前後で推移している。
 府幹部によると、橋下知事は府と市町村の役割を見直す中で、こうした貸付金の制度を改める方針。現在、財政難で地方債の自主調達が難しかったり、税収減で財政運営が困難になったりした市町村に対し、資金を貸し付ける仕組みを検討している。
 一方、PT案では半減とされた市町村への振興補助金(12億1千万円)は維持することになった。振興補助金は建設事業だけでなく、仕事を効率化するコンピューター導入などソフト事業にも使えるため、市町村の需要も、より高いと判断したという。
 市町村への補助金削減を打ち出したPT案には市町村が反発。橋下知事は43市町村の首長との意見交換会で泣いて協力を求め、5月には43市町村を回り、各首長に直接、協力を求めた経緯がある。(春日芳晃)


●橋下知事、私学助成25%削減へ 小中学校、全国最低
2008年06月03日20時39分


 大阪府の橋下徹知事は、私立学校の学校運営費に対する助成金を、小学校と中学校で25%、高校で10%、幼稚園で5%それぞれ削減する方針を固めた。これによって、児童・生徒1人あたりの助成金額が小中学校で全国最低に、高校はワースト2位の水準に転落する。
 運営費助成金は、私立学校が安定した教育を提供できるように設けられている制度。国庫補助金と地方交付税を財源に、07年度の助成額は高校約242億円、中学校約66億円、小学校約20億円、幼稚園約162億円だった。
 各校には、児童・生徒の1人あたりの単価を決め、人数に応じて配分する。07年度の1人あたりの助成水準は、小学校は26万2150円で全国27位、中学校は28万6446円で15位、29万3560円の高校は45位の低さだった。
 知事直轄の改革プロジェクトチームが4月にまとめた削減率では、小中学校は30%、幼稚園と高校は10%だった。これによる削減効果は今年度の8月以降で約45億円、来年度は68億円を見込んでいた。
 橋下知事は小中学校の削減率が高校などと比べて高いことについて「義務教育は望めばみんな公立に通うことができる。私学の付加価値を求めるなら公立よりもお金がかかるのは当たり前だ」との認識を示していた。
 多くの私立学校では助成金が学校運営費の約3割を占めており、大阪私立中学校高等学校連合会は「助成金が削減されると、授業料を上げざるを得なくなり、生徒募集にも影響が出る」として、現状維持を求めている


●橋下知事、初の団交出席 職員「私たち悪いことした?」
2008年06月02日11時59分

 「私たち、何か悪いことをしたでしょうか」――。大阪府の352億円にのぼる大幅な人件費削減案をめぐり、橋下徹知事は2日、職員労組との初めての団体交渉に臨んだ。職員からは切実な訴えが相次いだが、橋下知事は「今回は緊急避難的にやむを得ない」と理解を求めた。
 橋下知事は午前中、府労働組合連合会(新居晴幸委員長、約1万8千人)との交渉に20分余り出席し、職員の生の声を聞いた。
 組合側は4人の職員が暮らしの厳しさを訴えた。大学、高校、小学生の4人の子どもがいる男性職員(42)は「この子たちを育てていけるか不安でいっぱい」と将来の展望が見えない不安を語った。
 今年度で定年退職を迎えるという別の男性職員は、退職金が今年度から5%削減されることを「後出しじゃんけん」と批判。「42年間、私なりに前向きに仕事をしてきた。最後のしっぺ返しがこれかと。後出しじゃんけんが悪いことは子どもでもわかりますよ」と怒りをぶつけた。
 うなずきながら耳を傾けていた橋下知事は「改革のスピードを緩めるのは簡単だが、集中改革期間の3年で必ず展望が見える」と協力を要請。さらに「公務員制度は給料も人員も硬直的すぎる。制度を抜本的に見直さないと自治体運営はできない」と述べ、今後、人事制度の見直しについて協議したいと提案した。

総務省は、08年4月から 技能労務職員の給与に係る基本的考え方に関する研究会 なる研究会を発足させ、議論を開始している。

この間の、現業賃金切り下げ、現業ゼロ化の動きをさらに加速するもの。


第1回(平成20年4月14日)の式次第、提出資料、議事録が総務省のHPに公開されている。


(資料)

http://www.soumu.go.jp/menu_03/shingi_kenkyu/kenkyu/ginou_kyuyo/080414_1.html


(議事録)

http://www.soumu.go.jp/menu_03/shingi_kenkyu/kenkyu/ginou_kyuyo/pdf/080414_2.pdf


開催要項・研究会構成メンバー

http://www.soumu.go.jp/menu_03/shingi_kenkyu/kenkyu/ginou_kyuyo/






 JR東日本が6月1日から発令しようとしている「ライフサイクル」(=運転士の駅への強制配転)をめぐって5月21日、配転の事前通知が強行された。
 動労千葉は機関紙「日刊動労千葉」(5月22日付)で、ライフサイクル強行を激しく弾劾し、「何年かかろうがライフサイクル制度そのものを粉砕するまで全力で闘いぬく」と宣言した。同時に「組織の総力をあげた臨戦体制をとって闘いを展開し、当面の獲得課題であった(動労千葉組合員)滝君の駅への不当配転を阻止するという緒戦における大きな勝利をかちとった」と総括し、いったん闘争体制を集約した。これはものすごい勝利だ! 闘えば必ず勝てるということだ。
 JR東日本が6月1日から発令しようとしている「ライフサイクル」(=運転士の駅への強制配転)をめぐって5月21日、配転の事前通知が強行された。
 動労千葉は機関紙「日刊動労千葉」(5月22日付)で、ライフサイクル強行を激しく弾劾し、「何年かかろうがライフサイクル制度そのものを粉砕するまで全力で闘いぬく」と宣言した。同時に「組織の総力をあげた臨戦体制をとって闘いを展開し、当面の獲得課題であった(動労千葉組合員)滝君の駅への不当配転を阻止するという緒戦における大きな勝利をかちとった」と総括し、いったん闘争体制を集約した。これはものすごい勝利だ! 闘えば必ず勝てるということだ。

率直に動労千葉支援を
故・佐藤芳夫さんの言葉

佐藤芳夫さん:労組交流センター代表運営委員/中立労連議長/全造船石川島分会委員長


「(国鉄分割・民営化攻撃に対して)動労千葉が、警官隊の包囲の中で分割・民営化反対のストを打ちぬき、20人の解雇者を出し、翌年2月の第2波ストと合わせると28人の解雇者を出して闘ったことを、ほとんどの労働組合、国労などは宣伝もしない。…
 当局のありとあらゆる不当な差別・選別による清算事業団や人活センター送り、売店や要員機動センター、ベンディングセンターなどへの強制配転、賃金差別、いやがらせ、切り崩しなどに耐えがんばりぬいている。動労千葉も、不当な差別を受けながらそれと闘いぬき、安全闘争、三里塚闘争を闘い、しかも勝てるという確信を持って闘っている。

「今日の帝国主義の段階の敵の全面的な組織つぶしに耐え、闘っている動労千葉のような質を持った労働運動でなければ、敵の徹底的な破壊攻撃には耐えられない。
 動労千葉を、どういう党派が支援しようが、実際に分割・民営化の最先端で闘っている動労千葉に対して、それが白であろうが青であろうが、どうでもいいけれども、しかしその闘いをみなが教訓化し、それに続けと大胆に言い切れるような率直な労働運動が国労の側になければならないと思う。しかし、実際は動労千葉が先頭に立って闘っていることを隠してしまう。そこが問題だと思う。とくに日本共産党系はその傾向が強い。……
 だが、動労千葉をはじめとした国鉄闘争を、多くの労働者の階級的任務として闘うことは、普通の労働組合だったら当たり前のことで、決して階級的でも先駆的でもないはずだけれども、多くの労働組合自体がすでに体制内化され、事実上産報化されている中では、動労千葉の闘いは確かに珍しい闘いであり、他と比べればかなり戦闘的にならざるをえないことは事実だろう。

「だが労働者は、これを決して変な目で見る必要はない。素直に動労千葉を支援するのか、しないのか、判断すればよい。全国の階級的労働運動を構築しようという人たちが動労千葉に対して、あれは何か党派が指導しているというだけで遠くの方から眺めているようだったら、日本の国家権力と真正面から対決するということは、これはウソだ。そういうセクト的なものを乗りこえて、『動労千葉と連帯する』と言い切る労働運動であってこそ、三里塚とも真に連帯できるのだと思う。

「だが現状は、そこのところがなかなか言い切れない。だれでもかげでは『佐藤さん。動労千葉はすごいよね。よくやってるよね』と言うのだけれども、文章には全然書かない。あるいは書けない。
 何か妨害があっても、そういうものを恐れず、正しいものは正しいと言い切れる左翼でなければ、今の状況では左翼ではない。……『動労千葉は闘っている。連帯しよう』と、なぜ言い切れないのか。動労千葉の方は、そんなこととは関係なく、闘っているところとは連帯していくと、いつも言っている。
 統一戦線なんだから、意見の違いはあるだろう。ただ敵や、敵と一体となって闘争を破壊しようとする者に対しては、共に猛然と闘っていくのは当然だと思う。
 ぼくがこう言うのは、別に動労千葉が好きだからとか、個人的な理由からではない。動労千葉と連帯していく上で、何か特異な勢力であるかのように見られたり、むずかしい問題はあるかもしれない。だが、動労千葉がやっていることを正しく見て、正しく評価することが、今の日本の全体の運動、自分たちの運動を前進させることになるという姿勢が、今日必要なのだということを、ぼくは強調しておきたい。