労働動議について

労働動議について

今年8月に始まった、協同組合(関東経済産業局他3省地方局認可無料職業紹介事業所)の不当労働行為への闘い

Amebaでブログを始めよう!

私ことSleeepydogは、今以下の経緯によりましてA協同組合との労働争議に突入しています。私はA協同組合の職員です。同時に労働組合シニアユニオン東京の組合員です。

1.A協同組合(以下A)という中小企業事業協同組合(本部:東京都新宿区西新宿、九州支部:福岡県久留米市小頭町)が管理運営している、千葉県市原市の集合研修施設で、6月15日に東京入管の立入調査が行われました。調査は約三時間に及び、結果①受入れ中の中国人技能実習生への講習が入管へ届けた予定と齟齬があること。②立入調査の際Aが賃貸借している㈱N社市原工場の制服を着た中国人従業員二名が東京入管職員を見て逃げ出したこと。③講習施設の所有者である㈱N社とA協同組合との組合法上の関係について、などの大要三点が問題の原因であり、小生の労働争議の発端になっています。


2.この6月15日の立入調査は、たまたま当日有給休暇をとっていた小生Sllepydogの携帯に当日の昼過ぎに、東京入管の統括審査官から直接電話が入り、「今朝Aの市原市の講習施設に当方の主席審査官が直接指揮して立入調査を実施したが、①講習の担当講師は不在で「自習」という状態、これは届出がなければ自習は違反であることは知っていますね。②N社の制服を着た中国人が入管職員を見て逃げ出した。ただちに地元警察に手配したが、二名はまもなく戻り、入管職員の尋問を受けた。事態を重大視しています。入管法改正後「講習の重要性」を十分に知っていると思ったが、組合役員の企業であるN社市原工場はどうなっているんですか?

こんな電話でした。そして6月の21日に東京入管で私に対して本件での事情聴取第1回がありました。事情聴取での重要なことは基本的に口外できませんが、概ねは上記の①②③の三点に関連の事実経過と背景の調査です。

この後7月28日に再び東京入管でA協同組合について詳しい聴取を受けます。


3.一方この3日後の8月1日に上記の講習を受けていた実習生の配属企業H社(食品製造業、従業員3百人超の工場)から小生宛連絡あり、A協同組合から配属した技能実習生1名が「結核性胸膜炎」と診断された、という知らせが入りました。

技能実習制度の監理団体として講習施設と講習実施について問題を指摘され、調査を受けている最中に「労働安全衛生法」問題が降って湧いたわけです。A協同組合の最高責任者の代表理事と、理事長代行は中国に出張中で、行政と組合員への対応は残された私たちで行わざるを得ない状況です。ちなみに代表理事にメールで急遽事態を報告しましたが、結核という言葉には何の反応も、コメントもありませんでした。結核患者発生の健康診断結果が出てしまった食品製造企業H社はただちに全従業員の検診を実施しました。結果は全従業員とも結核菌反応は陰性です。従って感染源はa.日本の市原市の講習施設に滞在中の1ヶ月間か、b.中国で出国前に受けた健康診断結果に虚偽または錯誤があるか、ということになります。

この「結核性胸膜炎」の感染源特定はH社が企業全体を徹底的に検査して、保健所と医療機関に対応したことにより、技能実習実施機関であるH社は労働安全衛生法上問題無しとなりました。

従って技能実習生の結核感染は、上記のa.b.について原因究明が求められる現状です。


4.話を東京入管の立入調査問題に戻します。

講習の担当講師(日本在留中国人、以下T氏)は何故立入調査の時に施設に不在で「自習」という行為を、届出なしで行ったか?入管職員を見て何故N社の制服を着た二名の中国人男性は逃げ出したか?東京入管は講習施設所有のN社から現状報告書を求めたが、報告書はN社の責任役員ではなく市原工場の工場長名義でしか提出されていない。何故N社の社長と役員は東京入管に逃げ隠れするような方針を採ったのか?


次回はこれらを少し掘り下げてレポートします。


Sleepydog