藤井聡太の名人獲得が大きく報道されている。
将棋ソフトが名人より強いと公式に扱われるようになったのは2017年のことだ。その年、名人が正式な対局で負けた。それまでも、名人よりソフトは強いと言われ続けたが将棋連盟が逃げ回っていた。
ところで、将棋というゲームは先手が有利とされる。仕掛けの主導権を持つ先手番が有利であるのは公然の事実だ。振り飛車と呼ばれる戦法は、飛車を最初に1手かけて移動するので1手遅れる為、受け身になりやすく勝率がタイトル戦では38%と低い。よって、そもそも誰も採用しない戦法になっている。
ところで、藤井聡太名人の先手番と後手番の勝率をご覧いただきたい。大きな違いがあるのがおわかりいただけるだろう。
藤井聡太は、先手ではほぼ負けない。
将棋というゲームは、定跡が決まっているが現在、トップ棋士は全員家庭用のPCに金をかけて定跡研究している。というかソフトにさせている。このことは、前名人の渡辺明も、藤井聡太も普通に公言しており、渡辺明は暗記の暴力と藤井聡太のことを言っていたりする(終盤力が桁違いの、この2人の話として)。
将棋というゲームはそういうステージにあるのだが、ソフト同士の先手勝率は既に7割を超えると言われる。そして、藤井聡太名人の先手勝率も驚異的だ。
異常に後手が不利であり、ソフトがあらゆる戦法を解析していく。どういう未来がこのゲームにあるのだろう。
余談だが、森内俊之永世名人は、将棋界にソフトカンニング騒動が起こったとき、絶望したのか知らないがフリクラ宣言という実質的な引退をした。

