不倫発覚の日⑬ 妻行方不明 | 【サレ夫の実子誘拐被害の実録】 不倫で心は殺せない

【サレ夫の実子誘拐被害の実録】 不倫で心は殺せない

3年以上妻に不倫をされ
子どもを連れ去らわれました。
「不倫は心の殺人」という人がいます。
私も当時は心を殺された感覚でした。

でもね・・・

そのあとさらに実子誘拐をされると

不倫なんてどうでもよくなってしまいますよ。

さっきまであんなにも憎らしく
親権さえもらえれば

慰謝料もらってバイバイでいいと思っていたのに・・・
ちくしょう・・・


車はある。

仕事の携帯すら持っていってない。
自転車に乗ってあたりを捜索する。

何かあるのだとすれば

誰かには連絡入れるはず
こんな時間だけどあんなことを聞いた後だ

どっちの母親も起きているだろう。

母に電話したが 何の連絡もないらしい
義母にも電話をかけたが

やはり何の連絡はないらしい。

もう・・・

こんなことするなんて・・・

あのバカ・・・・

自転車で行けそうな場所

捜索するが見つからない

いろんなことが頭の中を駆け巡る

死んだりはしないよな?

自分が快楽におぼれてしたことだ・・・
俺はなんで必死に探しているのだ?
愛情?子供を一緒に育ててきたという友情?
どっちかはわからないけど 情はあるってことだな。

なんどか家に戻ってないかも確認したが

見つからなかった
捜索開始から1時間後
家に戻ると 嫁は暢気に

シャワーを浴びていた。

だめだ こりゃ・・・・

出てきた嫁に問いただす。

『どこいってたんだよ!こんなことのあとだから心配するだろ?』
「散歩」
『あんな時間だし 一言ぐらいあってもよくない?』
「もう わたしのことは 心配しないでいいです。」
『あっそ・・・』

私も嫁が仕事にいったあとシャワーを浴びた。

こんな日にも 仕事に行くんだね・・・

明日というか少しでも寝れたら群馬に行かなきゃいけない。
子供を連れ戻して 養育実績をつむ!!
なんて考えてたはずなのに・・・・
そんなことは頭の中から消えていて

捜索中に気が付いた「情」がなんなのかを考えていた。

「情」が 愛情であったことに気が付かされるのは
まだ先の事だった。

長かった不倫発覚の日が終わる。