クリスマスの朝。
同じマンションに住むリサとそらは
エレベーターで一緒になった。
『そら、おはよう』
『おはよう。寒いね』
『ソウル、激さむだって』
そこからは
一緒に会社に向かう。
リサは、仕事を定時で終えて
そのまま空港に向かうため、
スーツケースを持っていた。
そらが大きなあくびをする。
リサ『眠そうね』
そら『うーーん。家に帰ってきたの、2時だよ?!2時!!』
リサ『お肌に悪いじゃない。
潤くんとずっと一緒?』
そら『一緒だよ。帰りはタクシーで送らせた』
リサ『相変わらずSね(笑)
潤くん、ジソ(そらの彼)の存在
知ってるんでしょ?』
そら『もちろんよ』
リサ『潤くんとだったら、楽しい人生
送れたかもなのに』
そら『潤とはもうとっくに終わってる』
リサ『潤くん、あー見えて本気だったのに。
可哀想。。』
そら『そういうリサは何なの?
ユノ君とイヴを一緒に…なんて。
私の性格がねじまがってたら
リサの彼に告げ口してるよ(笑)』
リサ『それはやめてよ(笑)
でもね!
昨日、飲んだ帰りに好きだ!って
言われちゃった。ビックリしたよ』
そら 『とうとう言ったか?!』
リサ 『ん?』
そら 『気づいてなかったの?女の子たちの憧れのユノくんが、全部の合コンを断っていたのは
リサ先輩に自分が軽い男だと思われたくなかったからだし…(笑)
リサ先輩を見る目が、他と違ってるって、潤がよく言ってたもの』
リサ 『うっわあー』
そら『で、どうしたの?コクられて』
リサ『二度と言わないで、って怒ってやったわ』
そら 『うわ、、、気まずそうだな、、今日は』
話している間に、
始業前の職場に着いた。