2月2日(日) 梅若能楽学院会館

番組(シテ名があるのが、紀彩の会)

仕舞『経政』キリ、替え型 Oさん

  『班女』

連吟『野宮』 Oさん、Fさん、ワタクシ

仕舞『熊野』『蟬丸』『玉鬘』

舞囃子『班女』『東北』『羽衣』『安宅』滝流

仕舞『経政』 Tさん

  『八島』

  『玉之段』 O女史

  『天鼓』

舞囃子『竜田』『敦盛』『井筒』『海人』替之型

仕舞『頼政』Fさん

  『野宮』ワタクシ

素謡『景清』

番外仕舞『嵐山』梅若景英

  『山姥』梅若紀彰

舞囃子『千手』『誓願寺』乏佐之翔『善知鳥』翔入

能 『菊慈童』 ワキ福王和幸

 

梅栄会は、梅若紀彰先生が指導する会で、その弟子達が成果を披露する、社中会。

コロナの前に実施されてから。しばらく空白があって、この度やっと開催。

ワタクシも、いくつかの素人発表会やお稽古会などに参加してきたけど、梅栄会は始めて。

舞囃子には、大倉源次郎先生などの玄人の囃子方が登場していただく。

能も1曲あって、短縮形だけど、ワキや囃子方、地謡などは玄人。

 

そんなことで、割と緊張して準備お稽古して、当日を迎えたのですが、なんと言うことか、会場の控え室に入っていざお着替えをしようとしたところ、帯がない!忘れたのだ。こんなことは初めて。

とにかくご相談した結果、梅若会の方に、各自にロッカーがあるのだが、そこに何本か帯を置いていられる方が入らして、貸していただき、ついでに着付けもしていただく。

ありがとうございます。

 

ワタクシの出番は、開始直後で、連吟『野宮』。3人でここはどう謡うかなど相談もし、練習もしてきたので、評判は良かった。

 

しばらく舞囃子や仕舞が続き、ワタクシの仕舞『野宮』。

ワタクシはド近眼で、眼鏡を外して舞うから、客席がまったく見えず、却って楽かも。

目付柱や階などを眼掛かりに舞っていくことになる。知り合いが見学に来ていただいているけど、まったく見えないので動揺しないのです。

 

能を舞ったお弟子さんは、高校生。祖父が梅若会のシテ方だったらしく、子方などでも舞っていたんでしょう。

高校のお友達もたくさん観に来ていて、凄いなあ、と。

 

梅若会以外のプロが何人も出演していらして、基本的に録画禁止。写真業者が動画撮影して、それを希望者は購入するシステム。

結構なお値段で。

 

10時30分開始で、17時45分に予定通りに終了。番組表に乗っていない、若手の番外仕舞も3曲入り、時間調整した結果でしょう。

紀彰先生の番外仕舞、事前配布の番組表では「未定」だったけど、『山姥』キリ。

さすがに迫力で、素晴らしい。

ワタクシのお稽古歴は5年くらい。実際の能公演も多数拝見してきていて、梅栄会で披露される仕舞や舞囃子も、何となく解っている曲が殆どで、退屈はしない。

素謡はちょっとウトッとする可能性が高いので、この時間に、もうワタクシの出番は済んでいるので、お着替え。

 

終わってから、紀彩の会メンバーで、打ち上げ。

朝降っていた雨も上がって、気持ちよくおしゃべりと酒。

皆の出来映えもよろしく、後日メンバーの動画も入手できるだろう。自分の舞も観られるでしょう。

教訓は、忘れ物をするな。

万が一間違えても、間違えたって顔をしないこと。ちょっと照れ笑いしたくなるんです。

 

さて一段落。