10月25日(水) MOVIX橋本
原作:泉鏡花
出演 女:坂東玉三郎 修行僧(宗朝):中村獅童 親仁:中村歌六
2011年 博多座公演を、編集
前週の水曜日以来の外出。6日間連続で家、自室(長流水庵)籠もりしていた。
24日(火)には、全快して調子が良くなったのだけど、その日は、一日中能楽等の学習。
ふと、シネマ歌舞伎を検索したら、上演中とわかり、25日(水)に出かけることにする。
泉鏡花は、名前だけは知る作家で、『高野聖』も同様。未読。
そこで、どんな小説だったかいな、とネット検索したら、朗読するページを見つけ、前日の夜、2時間以上かけて聞いてみた。
これが良かった。
なかなかの名文。妖艶な、妖怪もの。体言止めが良い。
楽しみにして映画館へ。
1割以下の入場。爺と婆ばかり。
映画は、玉三郎の特別インタビューがあり、本編は、ほぼほぼ原作に沿っていた。
内容をここに記すのは憚られる。小説を読んでください。
その映像化。妖艶、エロチシズム、イリュージョン。玉三郎は、ホントに色っぽい。
さすが歌舞伎役者で、日常の食事などの所作が決まっている。最近の若い人のお箸の持ち方にイラついている70爺さんにとっては、心地よい。
シネマ歌舞伎を見るのも久しぶり。ホンモノの歌舞伎は、高くて行けないから、シネマ歌舞伎で我慢しましょう。