7月1日(土) 横浜みなとみらいホール
指揮者:川瀬賢太郎
モーツァルト:歌劇<フィガロの結婚>序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番
ソリスト 菊池洋子
ソリストアンコール バッハ:ゴルトベルグ変奏曲
(休憩)
ストラビンスキー:バレエ音楽<春の祭典>
春シーズンファイナル。
川瀬賢太郎指揮は、何回目かだけど、そんなに印象はない。
フルートの真鍋さんは今回も欠場かな。
第1曲は、極小品で、アペリティフ。
第2曲のピアノ協奏曲25番は、事前解説によると、演奏回数の少ない名曲だそう。CDを持っていて、割とBGMに聴いているので、親近感はある。
ソリストの菊池さん。1977年生まれ、46歳かな。白いロングドレスで、見た目は若々しくも、美しい。
演奏ぶりは、軽やか。柔らかい音色。曲によるのか、タッチがよろしいのか。こんな音出すんだ、という感じ。スタインウェイ&サンズのピアノ。ウィーン国立音楽大学の講師だって。
白身魚の、カルパッチョ。前菜。
ここまで、軽やか、爽やかなコース。
ソリストアンコールは、バッハだった。ここで、ちょこっとお口直し。マンゴーのシャーベット。
休憩を挟んで、いよいよメイン<春の祭典>。
オーケストラは大編成。それまでのモーツァルトとは大分違う。
管楽器が多くて、時に大音響。
ストラビンスキーは、現代音楽だけど、嫌いではない。確かに、この曲でのバレーは、振り付けにも寄るのだろうけど、初演が大混乱になったのが分かるような。チャイコフスキーとは違う。
例えると、ジビエ料理。羊だな。ラムではなくて、マトンのステーキか。熊肉のようでもない。
このバレーは観たくなる。
なかなかのコース料理でした。
ラザレフの来日について、ペーパーが配られる。今度は詳しい。
家族とともにモスクワで生活しているマエストロとは定期的に連絡を取り、共演実現への努力を続けてきたけど、状況は一段と厳しい方向に向かっており、現地の状況が一定の落ち着きを取り戻すまでは、出演を見送らざるを得ない。日本フィルとマエストロが長年にわたり築いてきた信頼関係に揺らぎはない。情勢が改善し次第、必ず共演を実現させる、と。
ということで、今年11月の第392回、来年6月の第398回横浜定期演奏会までも、指揮者交替らしい。今後1年間は来日できないとの判断か。
これは残念。ドヤ顔演奏聴きたいのに。桂冠指揮者兼芸術顧問なのに。