4月29日(土・祝) 矢来能楽堂

 

坂信太朗先生(九皐会)の、お社中会。

お稽古している素人の発表会みたいなもんですが、坂真太郎先生はじめ、シテ方の玄人が地謡やワキ、ツレ役などお手伝いしていただき、舞囃子では、玄人の囃子方も登場するという、大変贅沢な会。

 

素人でも大変にお上手な方がおられ、まさしく玄人はだし。

大変にご高齢の方もいらっしゃって、シャキッと謡などしておられる。

ワタクシなんぞまだまだだなあ、と。

 

勿論、素人ですから、ワタクシとどっこいどっこいの技量の方もいらして、それはそれでハラハラしながら見せていただき、ああ、そこはもっとこういう風にした方が、なんて生意気な感想もあり、お勉強になります。

取り分けて、ワタクシもお稽古して頂いた謡や仕舞は、感心したり、あれと思ったりする。同じ観世流でも、梅若は謡い方や仕舞型付けがちょっと異なるのです。

お若い方もいらして。

高齢の方もそれぞれ、技量の発揮と供に、楽しく演じられていたのは好印象でした。

 

出演のお素人は、全員坂真太郎先生のお弟子さんなのかしら。

九皐会トップの観世喜之氏のお弟子もいらしていたのではないか。

あるいは、外のシテ方のお弟子さんも。

 

お素人会なので、番組表や出演者名は記しません。

個別の感想も書きません。

が、皆様、熱心で、お上手でした。

自分のレベルを知る上でも、外の社中会を観てみるのは宜しいのでは。参加には、その社中の方から番組表を頂かないと行けなくて、いわば通行手形なのです。

素人会内なので、ワタクシにも馴染みの曲が多くて、眠くなりませんでした。