年末は23日まで前立腺ガンの放射線治療を行い、どのくらい副反応(悪影響)が出るかわからなかった。

27日の御稽古会にも参加できるか不安が残っていたが、大したことはなくて、移動は可能となったので、年末年始は金沢に住む娘と孫のお宅にお邪魔して過ごそうと。

幸い、往復ともグリーン車で指定が取れたので、ゆっくりすることにした。

 

12月29日(木)

午後遅くの新幹線で金沢へ。

まだこの日は、娘(ママですね)の仕事だったので、晩ご飯時に着くようにして、どうせならとクリスマスパーティー。

リモートワークしながら、様々なご馳走の用意をしてくれていて、シャンペンで乾杯して、楽しいクリスマス。

爺は、3Dオセロゲームを、孫のクリスマスプレゼントとして担いでいく。

 

12月30日(金)

午前中は、ママはまだお仕事なので、午前中は孫と二人。

金沢の冬、正月は、雲と雪に閉ざされて、家から出る気がしない。

午後、鶴来(つるぎ)へ。北陸鉄道なる地方線に乗車して、白山神社のお膝元である鶴来市の中心、鶴来駅へ。

この路線は、金沢から白山神社に向かう路線で、年始時は、臨時列車も出るほどだが、この日はまだ空いている。

上下に激しく揺れる電車で、どこか東京のJRのお下がりらしい。

途中駅の駅名は、歴史と地域性を感じられる名前で、寒いからタクシーで行こうかなと思った自分が情けない。やはり、地方の旅は、徒歩を基本とせねばならぬ。

 

宿泊宿のさわだ旅館へ。家族経営の、首都圏周辺では少なくなった落ち着いた温泉宿で、温泉と部屋出しの夕食を楽しむ。

 

12月31日(土)

ゆっくり朝食を取ってから、宿の車で白山比咩(ひめ)神社へ。比咩=ひめ、と読む。読めないでしょ。広辞苑にも出て来ない。

全国にある白山神社の一の宮らしい。手取川の豊かな水量、白山の美しい山容、割と平地で陽当たり良し、で、米所、酒所であって、豊穣の象徴なのだろうか。なかなか良き神社。

 

有名な蕎麦屋「草庵」に寄る。2時間待ち。待ちましたよ。折角来たのだし。年末で酒類の提供無しで、チト残念。年越し蕎麦。

 

宿の近くまで徒歩で戻って、金𠝏(きんけん)宮にもお参り。

宿の車で駅へ。再び北陸鉄道で帰宅。

夜は、娘と孫と3人で紅白歌合戦。観るの何年ぶりだろう。加山雄三。桑田らの即席バンド。

 

 

1月1日(日)

爺お手製の雑煮を作り、お節を並べて、3人のお正月。

近くの氏神様へ。市中心部の神社にも初詣しようかと思ったが、寒くて断念。

 

1月2日(月)

昼前の新幹線で帰宅へ。夕方帰宅。

 

という訳で、新年になりました。

今年の抱負は、特にこれと言ったことなし。

年末に、前立腺ガンを壊滅に追い込んだはずなので、また、今年は70歳=古稀なので、健康寿命を少しでも延ばしつつ、平穏に、高等遊民生活を続けていきましょう。