2022年の総括をする時期になりました。
取り分けて今年は、大病を経験した年でもあるので、能楽部門と前立腺ガン部門と、別けて記載しましょう。
<能楽>
ワタクシは、お能の鑑賞について、日毎に曲を記載して記録している。
2016年10月29日『景清』(横浜能楽堂)が、人生最初のお能鑑賞で、以後、ずっと記録してある。2022年最後までの総番数は286番でした。うち、新しい曲は144曲です。
2021年最後の数は、鑑賞総番数204番、うち新曲119曲だったので、単純に引き算して、2022年中の数は、
鑑賞総番数が82番、うち新曲が25曲でした。
年間82番といえば、月平均6.8番。これは、能の評論家や研究者を除けば、まあ多い方かも知れないですよね。
ちなみに2021年の年間数は、鑑賞番数60番、月平均5番ですから、増えています。
これはちょっとお金がかかりすぎるし、減らさなくてはならないですね。
高等遊民ですから、殆どが中正面のお安い席なのですが、それでもねえ。交通費も高いし。
能楽と書いてあるけど、狂言組の日もあるので、能楽堂に足を運ぶ日はもっと多いのです。
狂言の鑑賞数は、記録に取っていなかったので、わかりません。
更に、月に2回の謡と仕舞のお稽古。これは欠かせない。
こんなところ。さて、来年は・・
<前立腺ガン>
今年の後半半年は、前立腺ガンの治療でした。
7月7日に、前立腺ガンとの確定診断を受けてから、12月23日に、放射線治療が終了するまで、経験したことがない出来事でした。
取り分けて11月28日から12月23日まで、4週間にわたる放射線治療は、毎週月から金まで、週に5回、4週間通院が続くわけで、それまでの自由に過ごす生活時間が激変した期間でした。
通「院」定期を購入し、毎日決まった時間に家を出る。同じ電車に乗る。リタイヤ前の現役時代は普通だった生活が、4年ぶりに復活したのです。
心配してた放射線治療の副作用(悪影響)は、本日時点で、殆ど解消されていて、やっと普通の生活に戻りつつあるという段階。
前立腺ガンの体験記など、数えてみたら9本のブログを時々に書いていて、いままで非公開にしていたのですが、この機会にすべて公開しても良いかなと。
来年1月に、再度の血液検査でPSA値を確かめ、正常値であるならば一応の治療終了、世間的には完治と言える状態で、今後は経過観察、つまり定期的な血液検査が続くだけ、ということです。
思い出してみても、なんのガンの自覚症状もなくしてガン告知され、手術や抗がん剤治療もせずに済んだので、大した自覚なくして治療終了というわけです。
勿論ガンですから、大病ですから、精神的な動揺等はあり、お知らせした家族などにはご心配をおかけしました。
かつては、何かの折に、「大きな病気をしたことはないですか?」などと訊かれ、「ありません」と答えていたことがあったのが、間違いなく、「2022年に前立腺ガンを患いました」と答えなくちゃならない、などと妙な感慨にふけっています。
これまで非公開にしていたブログ記事9本は下記です。本ブログ公開後、順次公開していくので、関心があって、暇な方はご覧ください。かなり細かな記載になっていて、関心がないと退屈です。日記ですから。闘病記などと言う大げさなモノではありません。ただ、色々と調べないと治まらない性格なので、専門的な記述もあります。
07/07 前立腺ガン~確定診断まで
07/30 前立腺ガン~治療方針の決定・開始
08/27 前立腺ガン~放射線治療期間の決定
09/04 前立腺ガン~ホルモン療法の副作用
10/07 前立腺ガン~ホルモン療法の効果、副作用
11/11 前立腺ガン~放射線治療の日程決定
12/02 前立腺ガン~放射線治療の開始
12/17 前立腺ガン~放射線治療の副反応(悪影響)
12/24 前立腺ガン~放射線治療の終了
今日から、金沢の孫娘宅に遊びに行きます。やっとチケットが取れたので。副反応も大したことはないので。
健康寿命をどこまで延ばせるか。来年は70歳になります。